女性のためのグルメ情報/新オープンのレストラン

秋の夜長はテラス席!~レストラン情報~(2ページ目)

【秋こそテラスで夕涼みディナー!】 川のほとりや石畳の路地裏、都心部の裏通りなど、リニューアルも含め、ここ最近オープンしたテラス付き新店の中から、今回は3店をピックアップしてご紹介します!

執筆者:河野 優美

石畳の路地のピッツェリア「神楽坂スタジオーネ」。

秋の夜長はテラス席!
水牛のモッツァレラチーズを使う「ピッツァ マルゲリータ D.O.C」。

全天候型ソファ席のテラスラウンジ「Rf」に運ばれてくる、「ピッツァ マルゲリータ D.O.C」。生地の端を少しちぎって口に入れると、粉の素朴な香りと甘みが、口の中にゆっくりと広がります。

ここは、2008年8月1日オープンのピッツェリア。神楽坂の石畳の路地裏「かくれんぼ横丁」に誕生した、黒塀・冠木門が目印です。

秋の夜長はテラス席!秋の夜長はテラス席!
秋の夜長はテラス席!秋の夜長はテラス席!

ここのマルゲリータは、メニューにD.O.Cとつくもの(2,500円)、つかないもの(1,900円)の2種類。違いは、モッツァレラ。D.O.Cとつく方は、乳牛のではなく、週2回空輸で届くイタリア産ブッファラ(水牛のモッツァレラチーズ)を使っています。

そのため、口の中を幸福にするのは、ミルクの甘みとクセのないコク。そこに、イタリア産トマトの中でも希少価値な品種をベースにしたトマトソース、バジル、ミニトマトなどの厳選素材のトッピング。使い古された言葉ながら、“シンプルでおいしい”を再確認する味に仕上がっているのです。

生地だけでも本領発揮するシンプルなピッツァ。

秋の夜長はテラス席!
大人気の全天候型ソファ席のテラスラウンジ「Rf」。恋人同士だと二人だけの密接な空気を楽しめます。

そのこだわりを通せるのも、ここが、大正元年創業の老舗高級食材店「Quality Food Market KAGAYA」を経営する(株)加賀屋プロデュースだから。良い食材を揃える力と、それを最大限に生かす努力の両方が備わっているのです。

そのひとつが、小麦粉、塩、天然水、酵母のみの生地で作るピッツァ。だからこそ、その素材と配合にこだわり、しっかりとこね、専用生地庫での低温熟成も約20時間以上。そして、いざ焼く時は、窯内温度400度以上の薪窯で、約60秒という短時間勝負。

だからこそ、ここでは、ソースなしのピッツァもあり。生地だけでも充分、本領発揮できるのです。

おいしいの中の“おもしろい”を見つける前菜。

秋の夜長はテラス席!
一番気に入った前菜は、左端のリエット。パンがほしくなる濃厚さなのに、口の中がくどくならない。パンは、ピッツァの生地を加発酵させることでよりふわふわにした自家製。

でも、美味しいのは、ピッツァだけでもありません。ここには、前菜、パスタ、リゾット、肉・魚料理、ドルチェまでひと通り。お奨めは、「前菜の盛り合わせ4品」。

左から、ラードを入れて口どけをなめらかにした「ペースト型のリエット」、バルサミコで仕上げた「カボチャのマリネ」、パプリカ、ズッキーニ、ナス、トマト、松の実などを煮た「カポナータ」、サーモンをリコッタで和えた「天使のエベ」。

秋の夜長はテラス席!秋の夜長はテラス席!
秋の夜長はテラス席!秋の夜長はテラス席!

見るからに楽しいひと皿ですが、食べてみたらそれ以上。たとえば、「ここは普通、さっぱりとレモン汁を使うでしょ」という所が、まったりとしたリコッタになっていたり、「酸味とひと口に言っても、お酢からフルーツまでいろいろあるよね」と思い出させる、その幅広さなど。

やっぱりお料理は、おいしいの中に“おもしろい”が隠れていないと! シェフいわく、「最近はスペイン料理も流行っているので、イタリアンとの境目のない料理を出すお店も増えている。だからこそ、うちではあえてイタリアらしさを出していきたい。そこに、日本ならではの良さと面白みを感じてもらえたらと思っています」。

神楽坂の日常を感じ取る屋上のテラス席。

秋の夜長はテラス席!
店内は、ガラス張りのワインセラーとオープンキッチンに挟まれるように席が配置してあります。

店内は、テラス席へ出る大きな窓から注ぐ陽射しが、白を基調にしたインテリアを明るく照らし出します。壁には、常時100種類を揃えるガラス張りのワインセラー。その他、半個室やバルコニー席、バーカウンターも用意されています。

そして、いざテラス席へ出たら、その奥にはさらに屋上へ続く階段が。と言っても、ここから見えるのは、ごく普通の神楽坂の日常。ブリッジや観覧車といった特別な何かが見渡せるわけではありません。

秋の夜長はテラス席!
屋上テラス席。魅力は“誰も知らない”感。

でも、なんかちょっといいのは、きっと“誰も知らない”感があるから。特に夜は、まわりにさえぎるビルもあまりないせいか、辺りはかなり暗くなります。そうなると、クローズアップされるのが、キャンドルの炎と心地良い秋の夜風。

そんなしっとりした空気を好んでか、この界隈はドラマのロケ地としても有名。『拝啓!父上様』でも、二宮和也さん、高島礼子さん、梅宮辰夫さん、奥田瑛二さんらのシーンでよく使われました。

【関連リンク】
名所化する『拝啓、父上様』のロケ地巡り!
『拝啓、父上様』で使われたレストラン

<店舗データ>
エノテカ・ピッツェリア 神楽坂スタジオーネ
所在地:新宿区神楽坂3-1 クレール神楽坂lll 5F
TEL:03-6457-5330
営業時間
平日
ランチ :11:30~14:00(LO)
ディナー:17:30~23:00(LO)
土日祝 :12:00~22:00(LO)
定休日 :無休
テラスのみ喫煙可
都営浅草線・銀座線・東西線日本橋駅B11出口より徒歩約1分
地図:Yahoo!地図情報

秋の夜長はテラス席!秋の夜長はテラス席!

次ページでは、日本橋川のほとりのダイニング「ニホンバシ イチノイチノイチ」をご紹介します!
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