150個のマドレーヌ型が並んだオブジェ。
店内で一際目を引くのは、壁に飾られた特注のオブジェ。整然と並んだ150個のマドレーヌ型が、まさに圧巻です。これはダマスクローズ、メープル、チョコレートなど、実際に販売されているマドレーヌとほぼ同じ大きさ。パティシエ高木が日々紡ぎ出す、たくさんの甘い幸せを表しているかのようです。
と言うのも、パティシェ高木が初めて作ったお菓子がマドレーヌ。お母様の留守中にこっそり挑戦したのが、9歳の頃のこと。帰宅したお母様が「おいしいね」と言ってくれた笑顔が忘れられず、それがパティシエになるきっかけだったそう。お母様の得意なお菓子が、のちに息子を大成させる代表作となる。これがパティシエ高木が、幸せ配達人と言われる所以(ゆえん)です。