中目黒に移転して5年目を迎える「バッチョーネ」。

バッチョーネ
 
下目黒で8年、中目黒に移転して5年目を迎えるイタリアンレストラン「BACiONE(バッチョーネ)」。古いマンションの2Fを借りていた以前の下目黒に比べ、倍近い広さになった中目黒の店内は、縦長のキッチンを挟み、フロアが奥と手前に分かれます。

バッチョーネ
 
奥は窓がない分、淡いオレンジのライトが引き立ち、こじんまりとしてとてもシック。手前は、木の扉を挟んで左右に大きな窓が広がり、明るい陽射しが降り注ぎます。この2つはどちらがいいと言うより、捉え方としては全く別空間。それらをひとつにつなげるのは、やはり店内いっぱいに立ち込める美味しいお料理の匂いです。

サンダニエレ産18ケ月燻製の生ハムを使う人気のパスタ。

バッチョーネ
 
お奨めは、「生ハムとトレビスのスパゲティ ニンニク風味」。サンダニエレ産の18ケ月熟成の生ハムとトレビス、イタリアンパセリを、オリーブオイルであっさりと仕上げた定番人気のパスタです。

これは、アンティパスト、パスタ、メイン、デザートからそれぞれひと品づつチョイスする、ディナーのプリフィクスコースのパスタメニューのひとつ。いつもそれぞれ6品づつくらい、メニューアップされています。

この他、パスタで好評なのは「タリアテッレ イノシシのラグー 赤ワイン風味」、アンティパストなら「牛アキレス腱と野菜のサラダ バルサミコ風味」「トリッパ フィレンツェ風 牛胃袋のトマト煮」など。メインは、「茨城産 豚のTボーンステーキ」「金華豚モモ肉のグリル ローズマリー風味」などを頼む人が多いよう。

このラインナップから見ても、ここ「バッチョーネ」の小島シェフのお得意は、やはり肉料理。中でも内臓系が自慢のようです。最近、力を入れるのが、東京ではまず手に入らない、豚の乳カブと言われる部位の煮込み。

乳カブとは、いわゆる豚のおっぱい。メニューには胸肉と記載されるようですが、白ワインで2時間じっくり煮込んだその味わいは、あん肝のようにとろとろで、訪れる人にも大好評だそう。

心がけるのは、食材をいじり過ぎないこと。

バッチョーネ
 
本日のジェラートは、「チーズのジェラート バルサミコ風味」。チーズの濃厚さはありますが、後味はとてもさっぱり。この他、この日は「ナッツとレーズンのタルト」「栗のムース」「カカオのミルクレープ シナモン風味」などがありました。

このデザートからもわかるように、小島シェフのお料理の特徴は、食材をいじり過ぎないこと。それぞれの食材を生かしつつ、味をまとめるのが理想だそうです。

桜の季節だけじゃなく、ずっと通い詰めたい普段使いの一店。

バッチョーネ
 
男性ウケするひと皿の豪快さは、下目黒の頃から変わらないものの、「最近は少し塩加減が変わってきた」と、シェフをずっとそばで見守るソムリエの女性は言います。

「食べ物もワインも、こってりからナチュラルへ変わる世の中。ガッと塩で決めていた30代の頃のシェフより、今は有機野菜も多めで、本来の旨みを大切にしています」。

桜の季節だけじゃなく、昔ながらのファンが通い詰める「バッチョーネ」。小島シェフのイタリア修行時代の友人がデザインしたという、チーズ型のライトが、お料理とともに鮮烈な印象を残します。

バッチョーネ
小さな花瓶に大切そうに活けられたテーブルフラワー。
<店舗情報>
バッチョーネ
所在地:目黒区上目黒1-16-2
TEL:03-3791-2334
営業時間
ランチ
平日 :11:45~13:30(LO)
土日祝 :11:45~14:00(LO)
ディナー:18:00~22:00(LO)
定休日:月曜日
喫煙可
東横線・日比谷線中目黒駅徒歩約5分
地図:Yahoo!地図情報

※上記すべて取材時(2008年3月)の情報です。