東京オリンピック開催年に、海外賓客をおもてなし。
レストラン、ロビーなどが入った「軽井沢ホテルブレストンコート」本館。 |
東京で初のオリンピックが開催された、1964年。この年、伝統あるスポーツ「馬術競技」の会場に選ばれたのが、軽井沢。その際、選手団および関係者などヨーロッパの賓客を迎えたのが、中軽井沢北に位置する、「ホテルブレストンコート」でした。
と聞けば、感じずにはいられないのが、そのおもてなしの歴史。現在は、ロビー本館、2007年グッドデザイン賞を受賞したデザイナーズコテージ、テラスヴィラ、スタンダードコテージの3タイプのゲストルーム、軽井沢高原教会、石の教会 内村鑑三記念堂などが点在する広い敷地全体で、心地良いホスピタリティを担っています。
避暑地のイメージが強い軽井沢の冬の楽しみ。
野鳥の森の中に取り付けられた巣箱。 |
とは言っても、今は、冬。軽井沢のウリである、高原の緑は、白い雪に取って変わっています。もともと、ジョン・レノンが家族で毎年のように長期滞在していたことでも、避暑地のイメージが強い軽井沢。では、この東京から新幹線で約1時間で着くリゾートに、冬はどんな楽しみがあるのでしょう。
「レストラン ノーワンズレシピ」の朝食用焼き立てパン。 |
その魅力を探ろうと、今回参加してみたのが、「野鳥の森ネイチャーウォッチング(一般1,500円・星野エリア宿泊者1,000円)」。これは、「軽井沢ホテルブレストンコート」から徒歩7分くらいの野鳥の森の入口にある「ピッキオ ビジターセンター」から出発する、“ピッキオ”と呼ばれる森の案内人付きのネイチャーウォッチング。
歩行距離約2キロ、2時間15分の道のりのため、まずは、「軽井沢ホテルブレストンコート」内の「レストラン ノーワンズレシピ」で腹ごしらえ。朝7時スタートの軽井沢ブレックファーストです。
信州産のそば粉と高原野菜のスペシャリテ。
小布施の有精卵を使った「ブルターニュ風クレープ」。 |
お出迎えは、絞りたてフレッシュジュースかシャンパンを選べる、ウェルカムドリンク。スペシャリテは、信州産のそば粉と高原野菜、小布施の有精卵を使った「ブルターニュ風クレープ」。
半熟卵をとろりと崩しながら、運ぶひとくち。あるべき姿のまま、目の前に横たわる盛り沢山の野菜からは、まるで畑の匂いがしてくるようです。こちらは、そばが苦手な方には、じゃがいものクレープも用意されているそう。
ブッフェでは、タパスを9種類、焼き立てパンを6種類用意。 |
ホテル自家製の焼き立てパンや高原野菜を使ったタパス、清水牧場のミルクで作るスイーツ、軽井沢のジャム・ハチミツなどは、優雅なブッフェスタイル。したたるほど、たっぷりのハチミツをつけたパンは、甘い至福を呼び込むだけでなく、手のひらにとっても、その温度はとびきりのごちそうです。
それでは、冬の軽井沢のお楽しみ! 雪上の動物の足跡を追って、 「野鳥の森ネイチャーウォッチング」に出かけましょう!