液晶を活かして動画が見たい!
「おばあちゃん、PSPの液晶はどうしてこんなに大きいの?」「それはね…動画を見るためだよ!!」(赤頭巾ちゃん風に)
というわけで、PSPには携帯ゲーム機というよりは携帯AVプレイヤーというレベルの液晶が付いています。これを生かすにはもう映像を見るしかないわけですよ。
続々登場するUMDタイトル。 |
値段がDVDレベルだということ、容量的に付加価値があまりないこと(DVD版に比べて特典映像が省かれていたりします)、いまのところPSPでしか再生できないことなどが理由です。なので、とにかくPSPで映画が見たいんだ! という明確な目的意識がある人にしか訴求力がないと思っています。
しかしPSPにはメモリースティックスロットがあり、メモリースティックに保存した特定フォーマットの映像が再生できます。特定フォーマットというのがほとんどPSP専用の形式なので、変換ソフトでフォーマットを変換する必要があります。有名なソフトに以下の二つがあります。
○Image Converter 2 ver. 2.1
○携帯動画変換君
使い方は各ソフトのマニュアルを見てください。僕はImage Converter 2を使っていますが、専用ソフト(シェアウェア)だけあって非常に使いやすいです。
著作権上判断が難しいので詳しい方法は説明できませんが、DVDから作成したDivXファイル、これも変換可能です。つまりDVDを購入すればPSPで再生可能なファイルが作れてしまうわけです。これもメディアとしてのUMD普及を妨げる大きな要因であると思います。
再生はスムーズ。ただ音声が小さい!
動画再生時の操作性の良さは折り紙つきですよ。 |
早送り、巻き戻しは十字キーで直感的に操作できて快適です。ただ、一通り再生して思ったのは「音声が小さい!」ということ。MP3の再生に比べて明らかに音量が小さいのです。
一応、PSPの設定にUMD音声というのがあって、UMDでの再生で音量を上げる設定があるんですが、メモリースティックの動画再生で対応されているのかはちょっと判別つきませんでした。
もし物足りない場合は外部スピーカーに頼るしかないでしょう。僕はPSPの背に取り付けるタイプの外部スピーカーを購入しました。
後、どうも連続再生ができないようです。人によっては再生時間の短いファイルをたくさん観たいというニーズもあるでしょうから、連続再生のフォローが欲しいと思いました。
将来的には無線LANでリビングのテレビの映像をPSPに転送するような提案もあるようなので、今後もAVプレイヤーとして期待できそうです。