馬道
落語の枕で古今亭志ん朝は、馬道から付け馬の説明を実にわかりやすく語っているので、訊いてみてほしい。浅草へ続く馬道通り |
さて、落語の「付き馬」では、なんとか相手をまいてしまう男とそうさせまいとする付け馬である若い衆のやりとりが実におもしろい。
浅草寺へ
雷門の前からちゃっかり電車に乗ろうとしてしまう男。それまで客だということで、下手に出ていた店の若い衆が急に強面になったりする。浅草寺の門 |
昔と変わらない趣で、落語のままの世界が広がっている。ただし、今は海外からの観光客も多く、当時と違う点はそれくらいか。朝も参拝客の多い浅草寺である。
田原町へ
浅草あたりから噺は佳境に入っていく。おばさんのところへ行こうという店の若い衆を制して、田原町のおじさんのところへ行こうと提案する。このあたりは今も仏具屋さんが多い |
最後まで書いてしまっては、まだ「付け馬」を聞いたことがない人の楽しみを奪うことになるので書かないが、最後は田原町の「棺桶屋」さんに2人はたどりつく。
ちょうど地下鉄でひと駅。歩けばすぐだ。田原町の交差点あたりは仏具屋さんが多いあたりである。
*読者の方の指摘により、翌朝お金をとりに行くのは、おじさんの箇所や馬で通うという部分を変更しました。
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