雷門をくぐって浅草寺へ

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雷門には寺の号である「金龍山」の文字が見える。提灯の表には通称の「雷門」、裏には正式名称の「風雷神門」と書かれている。
午前11時に浅草、雷門の前でオールアバウトプロデューサーのEくんと待ち合わせ。蒸し暑い。空は曇っていて、いまにも雨が降り出しそうだ。梅雨特有の天気である。

しかし、ここはなんで雷門というのだろうか。門を見ると、向かって右側に風神、左側に雷神がいるのだが、通称は「雷門」である。松下幸之助が寄進した大きな提灯の表側にも「雷門」と大きく書かれている。しかし、門をくぐって振り返ると提灯の裏側には「風雷神門」と正式名称が書かれているのだ。

江戸の町というのは徳川家康が幕府を開いてから飛躍的な発展を遂げたわけだが、浅草寺の歴史はそれとは比べ物にならないほど古い。推古天皇の時代、628年に隅田川で漁をしていた兄弟の網に仏像がかかった。これが浅草寺のご本尊、聖観音像であると寺伝にある。

大黒家で極上の天丼を食べる

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蓋からちょっと出た海老の尻尾が実にいい。蓋を取るときのドキドキした感じもいい!
雷門周辺は、修学旅行の生徒や外国人観光客などでいっぱいだ。僕たちは仲見世通りを通り過ぎ、浅草寺でお参り。

「昼ごはんは、一応考えてきたんですけど、天丼はどうですか? 大黒家っていうところなんですけど」

ビンゴである。実は僕も大黒家に行きたいと思っていたのだ。

というわけで、伝法院通りの大黒家本店。こちらは閉まっていて、別館への案内が貼られていた。というわけで、近所にある別館へ。二階の座敷に通された。メニューには、3種類の天丼があった。「えび1、きす1、かき揚げ1」が1470円、「えび2、かき揚げ1」が1680円、「えび4」が1890円。いろいろと食べたいと思った僕は1470円のものにした。Eくんもそれにする。

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これがえび1、きす1、かき揚げ1の天丼。1470円。いやぁ、本当においしかった。
丼の蓋を開けるとインターネットで見た通りのちょっと黒っぽい天丼が出てきた。いい匂いが鼻腔をくすぐる。実は、見た目からけっこうしょっぱいのかと思ったが、そうではなかった。まろやかなタレだ。しかも驚いたことにしつこさがない。見た目の想像からは違った味だ。普通、天丼というのは、食べ進むと重たくなってくるのだけれど、ここのは不思議とその逆でどんどんと食が進む。不思議だなぁ。なんだったらもう1杯くらい食べられそうな感じがする。

実に旨い! こんな天丼を食べたのは初めてである。ネットなどでこのお店が人気があるのがよくわかった。店を出るとそこにはもう行列ができていた。正午前に店に入って正解だった。