高田馬場駅近くの桜
駅前の交差点にひっそり咲いていた桜 |
JR山手線の高田馬場駅。電車が発車するときにホームでは「鉄腕アトム」の音楽が流れる。高田馬場は、かつて手塚治虫氏のプロダクションがあったり、「鉄腕アトム」でお茶ノ水博士のいる科学省が高田馬場にあるという設定のため、当地とゆかりが深いためだ。
高田馬場というと、赤穂浪士の堀部安兵衛が決闘をしたことでも有名である。しかし、この決闘した高田馬場は現在の住居表示では西早稲田3丁目あたりにあった。実際、江戸時代、この駅がある場所は戸塚村であったのだが、駅名を「高田馬場」にし、その周辺の住居表示も高田馬場になったのである。
というわけで、駅を出て桜を探す。が、見つからない。てっきり、わかりやすい場所にあるのだと思ったのだが…。携帯電話で、知り合いのライターに聞いてみる。便利な時代になったものだ。
場所は早稲田口を出て道を渡った商店の前であった。小さな木だ。寒桜であろう。ああ、ここにあったのかと感動。
この早稲田通り、西に行けば落合、中野のへ行く。東へ行けば早稲田、神楽坂方面ということになる。早稲田大学の学生の多くは、この早稲田通りを大学まで歩く。地下鉄やバスに乗る学生もいるし、時にタクシーに相乗りしている学生も見かけるが、大半は歩いているのだ。大学案内などには高田馬場駅から早稲田大学までは徒歩で20分とある。
今回は桜を探して歩いてみよう。