道しるべをたよりに井の頭公園を縦断し、歩く
まもなく花見客でごった返す井の頭公園も、嵐の前の静けさか |
風情のある手書きの道しるべがうれしい |
交番のある場所の階段をのぼり、いったん公園を出ると、そこは民家が並んでいる。ここを「交番通り」というらしい。手書きの木の看板が味わい深くブロック塀に取り付けられている。さらに板塀に「けや木通り」と書かれた木の看板。なんだかいい雰囲気で散歩者の心を和ませてくれる。
さらに行くと住宅街に突然、大きな鳥居が現れる。井の頭弁財天への参道なのだそうだ。案内板があるのだが、そこには三鷹市指定文化財とある。武蔵野市から三鷹市に入ってきたのだ。
案内板には「道しるべ」とあって、江戸時代に人々がこの井の頭弁財天を訪れる際に目印にした「道しるべ」が点在していたと書かれている。そうだ、昔は皆歩いていたのだ。江戸の人々は甲州街道から高井戸、久我山を通って井の頭弁財天に参拝したらしい。