高輪から品川へ
地下鉄の大門駅を越えたあたり。昔はここから海が近かったのだ |
こんなに江戸城に近いところで会談が行われていたのだ。なんでもここは薩摩の蔵屋敷のあった場所で、このすぐ裏は海だったそうだ。
さらにそこに建っていた説明看板を見ると、落語「芝浜」の舞台となった芝の海もこのあたりだったそうである。主人公が、この浜で大金の入った革財布を拾ったことでストーリーが展開していく。落語に出てくる増上寺もすぐそこだ。
高輪大木戸跡。今は、ひっそりと往時の面影を残す石垣のみが残る |
そして、ああ、このあたりで旅人は提灯を消していたのかと当時がしのばれた。
高輪あたりまでくると品川はもうすぐである。Nくんとは品川駅まで歩こうとがんばる。しかし、実際のところ、昔の品川宿というのは、今、駅がある辺りよりもまだ先なのである。さすがにそこまで歩く元気はない。
今回は、けっこう疲れた。ああ、また鯛焼きが食べたくなったが、品川駅にはそれはなく、喫茶店に入り、コーヒーとケーキを注文。疲れた体に甘いものはおいしい。
日本橋から品川まで。第一京浜をひたすら南下する散歩。約8キロ。江戸時代の人の逞しさを実感するコース設定。健脚じゃないと、ややつらい |
<関連記事>
恵比寿から麻布十番 梅の花と鯛焼きの散歩
新宿ゴールデン街から四谷 鯛焼きの散歩2
<関連リンク>
東海道五十三次日本橋
旧東海道ぶらり徒歩の旅
玉ひで
柳屋の鯛焼き
東京名物 四谷たいやき わかばのホームページ
東京鯛焼き御三家巡り
鯛焼き散歩