四谷「わかば」の鯛焼き

(上)四谷「わかば」。15時にはこの行列! (中)ひとつひとつ丁寧に手作り。大量生産できない理由もわかる (下)しっぽまであんこがみっちり。ふわっとした歯ざわりは鯛焼きの王道
前回の散歩で麻布十番の「浪花屋総本店」の鯛焼きを食べた。それで、東京には「鯛焼き御三家」というのがわかり、今回はそのひとつである「わかば」にやってきたのだ。時刻はちょうど15時。たぶん行列がいちばん長くなる時間。この日もすでに20人くらいの人が並んでいる。

かつて僕は若葉に住んでいるときは、行列が長くないのを見はからってよくこの鯛焼きを買った。たいていは2個買い、1個を歩きながら食べる。ちょうど家についたころに1個目を食べ終わり、それからお茶を入れて、もう1個食べた。

ここは行列に並ぶのも実は楽しい。というのも鯛焼きを焼く行程をそのまま見ることができるからだ。普通、よく見かける鯛焼きというのは、鉄板にいくつも鯛焼きの型があり、そこに生地を流し込むのだが、ここはそうではない。1個1個それぞれの金型にはさみ、炭火の上でクルクル回転させながら、焼いていくのである。一尾一尾焼いていくので、大量生産できないのだ。N君が散歩途中で「どうして鯛焼きに行列ができるんでしょうかね」と言っていたが、この光景を見て、行列ができる意味を理解したよう。

さて、それを持って、外堀公園。鯛焼きを食べる。うまいなぁ。

あんこが独特。甘過ぎず、小豆の味がそのまま残っているようなあんこ。パリッとした皮。しかし、麻布十番の「浪花屋総本店」よりも生地の量は多い。皮にも存在感があり、鯛焼きとしての正統派はこちらだろう。僕自身は薄くてパリッとした浪花屋総本店さんのほうが好きだが、みなさんはどうだろう。

両方食べたNくんは「僕は『わかば』のほうが好きです」と言う。まあ、どちらが好きかといえばそうだけれど、どちらもおいしいということには変わりない。

さて、次は残りの御三家のひとつ、日本橋の柳家さんへ行くぞ!(次回:鯛焼き散歩三部作「完」)

【参考までに今回の散歩ルート】
新宿ゴールデン街を出発し、目指すは四谷。新宿御苑のそばを通過し、外苑西通りに近い裏道に入る。そこから一気に信濃町まで。権田原坂を下って鮫ヶ橋を通過し、鯛焼き「わかば」まで、普通に歩けば約1時間の散歩コース。都心にいながら、その静けさには街を感じさせない不思議な散歩だ

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