不忍池から湯島天神へ
今回の目的地 湯島天神。受験生が切実な思いを込め、やってくる |
たしかこのあたりから、湯島天神はすぐだと思ったのだが、どこだろう。一瞬、道に迷ったのだが、EZwebのウォーキングナビを起動させる。これは本当に便利だ。「湯島天神」というキーワードを入れると、今の場所から音声で誘導してくれる。池之端の交叉点から天神下の交叉点。そのから左に坂を上がっていくと湯島天神がある。
あ、なるほど。境内は学生さんでいっぱいだ。「この量、すっごいですねぇ」とNくんは絵馬がぶら下がっているところを指差し、驚いている。たしかに大量の絵馬が吊るされている。
今年こそは…の恋みくじ
ご丁寧に獅子舞が踊りながらくじを引き出してくれる。200円はやや高い気もしないわけでは… |
で、獅子舞がひとしきり踊ったあとで、おみくじをピックアップ、下の取り出し口におみくじを落としてくれる。おおっ、大吉だぁ。今年こそ…。
甘酒を飲んで、少し身体を温める。それにしても寒い。
「がまぐちや」でコーヒーを飲む
がまぐちや。名前の由来は、昔、袋物を商っていたから |
なんで、「がまぐちや」なんですか? 美人女将に聞いてみた。たぶん百万回も聞かれた質問だろう。女将はいやな顔ひとつせず、「昔は袋物を商っていたんですよ」と。
あ、なるほどね。だから「がま口」なんだ。そういえば、最近はがま口を見ないねぇ。とたんに、店内にコーヒーの香りが漂う。店の暖房ですっかり身体は温まってきた。コーヒーを飲みながら、タイムマシーンでもあれば、時間をさかのぼって、ここでがま口を買いたいなぁと思った。
【参考までに今回の散歩ルート】
西日暮里から湯島まで。1時間もあれば到着。谷中エリアはとてもではないが、一回で見ることはできない。といっても、何度も訪れても飽きない街なので、ご心配なきよう |
<関連リンク>
歴史と文化の散歩道
NHK知るを楽しむ 古今亭志ん生
谷中ぎんざ
湯島天神