5年ぶりのプレーオフ目指し、斎藤にかかる期待
来年2010年2月に40歳となる斎藤は、まさに“中年の星”といえる。2006年に海を渡ってドジャース入りし、3年間で計81セーブをマーク、2007年にはオールスター戦にも出場した。レッドソックスへ移籍した今季、右ひじの不安などもあり基本年俸は150万ドル(約1億3000万円)だったが、開幕メジャーを果たして基本年俸が250万ドルにアップ、故障なくシーズンを過ごしてプラス250万ドル、55試合以上登板の50万ドルなど出来高を次々とクリアし、総額600万ドル(約5億3000万円)と当初の4倍に到達した。来季も登板数に応じた50万ドル(約4400万円)に加え、完了数で最高180万ドル(約1億5840万円)の出来高が付く。メジャー入りしてからトレーニング方法を見直し、ストレートの急速がアップ。さらにどんな球種でも決して高めに投げない制球力を持つ斎藤だからこその評価である。
川上との日本人投手コンビが活躍すれば、名門チームが5年ぶりにプレーオフの舞台に上る可能性はグーンと高まる。斎藤は不惑となってさらにその輝きを増しそうだ。
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