城島健司、マリナーズ退団へ
マリナーズ退団が決まった城島健司。ソフトバンクと阪神が興味を示している |
「深く考え、熟考した結果、帰国して日本での野球を再開しようと決断した。まだ高いレベルで競技できる今が帰国する潮時と感じている。家族と友人の近くでプレーするということが大きな要因だった」
城島のこの言葉が全てではあるが、その中には無念さもあり、苦渋の決断だったことも伺える。何しろ、2008年4月に結んだ総額2400万ドル(約22億円)の3年契約があと2年残っている。つまり、約15億円を捨てても帰国の道を選んだのだ。この決断までたどり着くには、ひとつやふたつの葛藤では済まなかっただろう。