ヤンキース、レッドソックスが獲得最右翼か
問題はイチローの移籍先だ。スポイラは、もしイチローがトレード要員になった場合、「3球団のGMが興味を示すだろう」とした。球団名は明かさなかったが、考え得る球団として、ヤンキースとレッドソックスは間違いない。松井秀、井川を擁するヤンキースはジョー・トーリ前監督(現ドジャース監督)時代から「1番・右翼」としてイチローを欲しがり、来年からオープンする新球場の“目玉”としたい。2年連続世界一を目指すレッドソックスは、その戦力としてイチローが欲しいばかりか、松坂、岡島との日本人トリオを強力プッシュしたい。それ以上にこの2チームには、イチローの高額年俸を引き継ぐだけの資金力がある。ここがキーポイントだ。ヤンキース、レッドソックスに続き選手総年俸3位のメッツも資金力の点では問題ないが、これまでの経緯からして日本人選手獲得には否定的である。
7月31日のトレードデッドラインへ向け、イチローの周囲は騒がしくなりそうだ。
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