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8月18日(水) 日本vs.アルゼンチン@静岡 日本代表前日(3ページ目)

8月18日(水)19:00に静岡スタジアム・エコパで行われる日本vs.アルゼンチン戦の前日練習の模様とコメントをお届けします。取材は元川悦子さん。選手コメントを聞くと選手の疲労が心配されます。

執筆者:小野寺 俊明

玉田圭司選手

「まだ中国の疲れは完全に抜けきっていない。右ヒザのケガについても、試合の時だけ痛み止めを飲んでいる状態。アルゼンチンは個人的に好きな選手が沢山いる。南米は個人技が高いし打開力もあるから。南米のチームと戦うのもはじめてだから楽しみはある。自分のプレーを出してどこまで通用するか試したい。それにアルゼンチンはブラジルに比べて組織的な戦いをすると思う。南米とヨーロッパが混ざり合っていると思う。それでもやるからには負けたくない」

鈴木隆行選手

「この1ヶ月で一体、何試合やっているのか分からないくらい。疲労がたまっているから、ケガが怖い。だけど代表に選ばれているからにはインド戦を見据えてやりたいし、実際にインドにいけるように頑張るだけ。アジアカップでいい結果を残したし、アルゼンチンが強いとはいえ、いい試合をして勝ちたい。今の日本代表メンバーは自信を持っているし、勝利を狙っていけると思う。満男に関しても俊輔と変わらずにいい仕事をしてくれると思う」

福西崇史選手

「(アルゼンチンには過去2回負けている?の質問に)どんどん課題が出た方がいい。プレスならプレスとかやりたいことをどんどんやっていきたい。前からプレスをかけるにしても、いろんな状況はあるだろうし、どういうやり方がいいのか、みんなで共通理解を持っていけばいい。
(練習中に話し合ったことは?の質問に)ボールの追い方ですね。相手に大きく展開された時、まず近くのヤツがマーキングに行くことを確認した。監督がやれと言ったことでも、実際には違ったり、もっとこうした方がいいということがあれば、自分たちで話し合ってやっている。そうできるようになっている。中国で優勝した今のチームがアルゼンチンとどれだけできるかを試したい。アジアカップからそんな時間も経ってないしね。(セットプレーのキッカーが変わるのでは?の質問に)俊輔のボールは俊輔だし、満男のボールは満男のボール。それぞれのタイミングに合わせていくだけ。でも、キッカーが変わることはそんなに大きな影響はない。今の日本にとってはセットプレーからの得点はすごく大事だし中身も大事。そういう意識を持ってやりたい」

小笠原満男選手

「アジアカップで優勝して、チームがいい流れで着ているし、今まで以上にいい流れに持っていきたい。このチームで先発するのは久しぶりだし、すごく楽しみ。今までやってきたことを持続することが大事。変わるのは自分くらいだし、いいプレーをしないといけないと思う。明日の試合はチームとして勝つことが一番大事。ここ2戦やって負けているしね。自分自身はチャンスを沢山作って攻撃に絡めるといい。守備も大事。できるだけ高い位置でボールが取れると、チャンスを作れる。そのボールの奪いどころにも気をつけたい。アルゼンチンといっても勝負できると思うし、日本の力を出せるといい」

中澤佑二選手

「アルゼンチンと戦うのは楽しみ。アジアカップで築き上げてきたものを、多くのホームのサポーターの前で出したい。(猛烈なアウェーだった)中国で戦った姿を、みなさんの前で見せたいと思う」

宮本恒靖選手

「練習で確認したことは、相手のボール回しに対する守備ですね。でもまだ相手がどういう形でやってくるのか聞いてないけど。去年のアルゼンチン戦はベンチで見ていたし、レベルの高いチームだった。ただ今回はメンバーも違う。それでも中国でやった相手とは違う質の高さを持った選手が揃うわけだから、どれだけやれるか試したい。インド戦に向けては、セットプレーの精度を攻守両面で上げていくことに意味があると思う。中国での戦いを通じて、1人1人がこうしたいということを話し合えるようになったし、実際にピッチ上で表現できるようになった。開幕戦の時と決勝の時ではそのレベルは全く違う」

三都主アレサンドロ選手

「(アルゼンチン戦の守備は?の質問に)サイドにボールが出た時は浩二(中田)とフクさん(福西)が行って、その空いたスペースを満男が埋めるのが基本。ボランチの2人がボールサイドに寄って、満男が逆サイドのスペースを埋める場合も出てくる。今日の練習ではそれを考えながらやった。試合が始まると状況も変わるし、基本通りにできないこともあるから、臨機応変に対応していくことが大事」

楢崎正剛選手

「明日は落ち着いてチームのいい流れを引き継いで戦いたい。久しぶりの代表戦だが、今までもチャンスをつかむためにしっかり準備して、出番を狙っていた。どんな試合でも持っている力をしっかり出せるようにしたい。足の状態は全く問題はない。試合カンについては、周りが言うほど心配はしていなかった。ただこの間のJリーグではヘンなプレーをするといろいろ言われるので、慎重にやったつもり。自分としては、判断が鈍ったとか、違和感があったとかいうことはなかった。僕はJリーグに250~260試合出ている選手ですし、急に変わってしまうことはないと思う(笑)。アルゼンチンはどんなメンバーでもうまくてキタなくて激しい。世界のトップレベルのチームですね。技術もあるし、簡単にやらせないことが大事。それとアジアカップを取った自信を示せば戦えると思う。(ラインの押し上げは?の質問に)中国のあのコンディションでは90分間ずっと高いラインを保つのは難しかった。明日も暑いだろうし、それがどれだけできるかは大きな課題。アジアカップの細かい修正をしていく必要がある。ワールドカップ予選もあるし、明日は親善試合だからあえてチャレンジしていくことが大事」

(取材・文/元川悦子)

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