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11月19日 カメルーン戦 大分スタジアム 日本代表メンバー(4ページ目)

11月19日に大分で行われるキリンチャレンジカップ、日本代表vs.カメルーン代表に挑む日本代表メンバーが発表された。レポートは元川悦子さん。

執筆者:小野寺 俊明



……今回の試合のスタメンは?

「ルーマニア戦で先発したメンバーのうち、川口と楢崎、中村と藤田を交代させるが、後はそのままのつもり。ただ問題なのは必ず誰かがケガをすること。だから、これからはこの質問に答えられるか分からない(苦笑)」

……昨日は総選挙があったが、カメルーン戦に向けてジーコ監督のマニフェストは?

「基本的にはカメルーンはアフリカナンバーワンのチーム。コンフェデでも決勝で非常にいいサッカーをした。日本は今、そういう強いチームとやる必要がある。チーム全体にとってチャンスだし、どういうことをしていくかピッチの中で試せる機会だ。

どのゲームも勝利を目指すし、その経験は必ず今後に生かされる。今は一瞬一瞬をムダにせず、力をつけていく段階だ。本当のマニフェストは2006年ワールドカップを目前にした時に言えると思う」

……「レッズの田中達也が代表入りするのでは」と噂されたが、なぜ招集しなかったのか?

「先ほども言ったが、五輪代表はできるだけ選手を動かしたくない。それでも私は今、田中に大いに注目している。レッズでここ10試合くらいレギュラー出場しているが、目覚しい活躍を見せている。今回は呼ばなかったが、この活躍を続けてくれれば、A代表に呼べる逸材だ。

大久保は長い間、A代表を経験しているし、Jリーグ得点ランキングでも日本人トップだ。A代表のゲームでも途中交代ながら、いい活躍を見せている。この選考には納得してもらえるだろう。今回は4人のFWを招集したが、連携や特徴などを考えてこの4人でやってみたかった。田中については今回、呼ばれなかったが、これからも上を見つめてやってくれれば、十分な活躍を見せてくれる選手だ」

……小野はフェイエノールトでトップ下をやっているが、代表でも同じポジションで使うつもりはないのか?

「今まで日本代表では一度も2列目で使っていない。彼がよりFWに近い位置でプレーしようとすると、プレスが厳しく、後ろを向いてボールを受けたり、相手に寄せられる状態が多くなる。ボランチなら比較的フリーな形でボールをもらえるし、広い視野を確保した状態で突破できる。そういう位置の方が彼の特徴を活かすのにいい。それに小野は守備での貢献度も高い。代表での最適なポジションはボランチだと思う。

彼の特徴を考えると、この先も2列目のポジションを与えることは考えていない。ケガの状態については、今のところ90%大丈夫だと本人も言っている。私はその気持ちを大事にしたい。その言葉を信じて招集した」

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