写真撮影/写真撮影の基礎知識

ホワイトバランスの簡単な使い方(2ページ目)

デジカメの設定画面にあるホワイトバランスってなに?と疑問に思う方は多いかも。今回の「デジカメ超ビギナーシリーズ」では、ホワイトバランスの基本を簡単にレクチャーします!

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

色味は色温度によって変化するもの

光の色には、色温度というものがあります。赤味を帯びるほど色温度は低くなり、青味を帯びるほど高くなります。

カメラのホワイトバランスの設定値より実際の光源の色温度が高いところで撮影をすると青味ががった写真になります。反対に、設定値より色温度が低いところで撮影をすると赤味がかるわけです。

ホワイトバランスは色味を変化させ、光源の色温度によってそれは変わるということを基本として覚えておくといいでしょう。

オートホワイトバランス設定のときは、自動的に色味がからないよう適切な色温度に設定しますが、万能ではありません。少し色味がかって撮れる時は、この法則を元にホワイトバランスを設定し直すと色味がつくことなく撮影ができます。

ホワイトバランスの基礎
蛍光灯の光源にてホワイトバランス設定をオートにして撮影。白いお皿も白く特に色味がかることなく写っています

ホワイトバランスの基礎
ホワイトバランス設定を白熱電球に合わせて撮影。白熱電球の設定値は色温度が蛍光灯より低く、実際の光源のほうが色温度が高いために青色がかって写りました

ホワイトバランスの基礎
蛍光灯の色温度より高くホワイトバランスを設定して撮影。設定した色温度より光源の色温度のほうが低くなったので今度は赤味がかって写りました


次のページでは、ホワイトバランスの応用方法の一例をご覧いただけます!>>
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