写真撮影/風景・夜景を撮る

日食の撮り方(2ページ目)

皆既日食、部分日食の天文現象を撮影するにはどうしたらいいのか簡単にご紹介します。太陽を撮るには十分に注意して撮影する必要があります。目に安全な撮影方法をご案内しましょう!

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

NDフィルターを使って撮影する


日食の撮り方
NDフィルターは、サングラスのように色つきになっていて光を減量させます


太陽の西日などが眩しいときにサングラスをするように、強い光を遮る工夫をしますが日食を撮るときも同じようなことをする必要があります。

レンズ用のフィルターに光量を減らす役割をするものがあります。ちょうどサングラスの色つきグラスのようなものと思ってもらえればいいでしょう。NDフィルターは明るい場所でシャッタースピードを減らして撮影したい場合などに用いられるフィルターです。

通常のNDフィルターは、1/2、1/4、1/8といった光の減量できるものが売られています。しかし、太陽を撮るときにはこの程度の減量では間に合いません。

強い太陽の光を遮るためには、光量を1万分の1にする特殊なフィルターを用います。これは太陽を撮るためだけに開発されたもので、このNDフィルターを通して肉眼で太陽を見ることはできません。

このNDフィルターは、レンズの大きさに合わせて、四角い板になっています。レンズに取り付けるには専用のアダプターが必要です。商品について詳しくは、PRO ND10000のページをご覧ください。

このNDフィルターは値段も2万円前後と安くはないため、一度の日食を撮るためだけには、手軽にとは言えない投資額かもしれません。そこで直接太陽光を目にせずもう少し手軽に日食を撮れる方法はないかと考えてみました。

次のページで簡易式の日食の撮り方をご紹介します!>>
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