三日月は、長く写すと影の部分も見えてくる
きれいな三日月が夜空に上がっているのを見つけたときに、「うぁ、きれい!」と小さな感動を覚えることも少なくありません。そんな三日月は、撮り方によっては、少しおもしろい写真が撮れます。
オート設定で三日月を撮影。露光時間は約3.8秒。光っている部分だけが写っています。 |
今度は、露光時間を10秒にして撮影。すると影になっていた月の部分も写りました。 |
普通に撮ると、これぞ三日月といった細長い見たままの形として写ります。しかし、すこし長めにシャッターを開いて撮影すると、影なっていた部分の月までも写りこんできます。
これは、シャッターを長く開いていると、暗くて一見見えない部分も写りこませることができるためです。月はご存知のように太陽の光に反射して輝いているわけなので、三日月でも月はそのままの形で空にあるわけです。
その見えない部分もシャッタースピードを長くすることで、影となっている部分も写りこみ、このように見えるようになります。
シャッタースピードなどについては、写真の露出について知ると簡単にわかります。『露出なんて簡単カンタン!?』の記事や『露出はこれでマスター!』
もご参考にどうぞ。
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