写真撮影/子供・家族を撮る

運動会撮影、こんな失敗はもうしない

今年の運動会の撮影は、失敗したくない方へ。難しい知識もいらずにグレードアップするポイントを失敗例の写真とともにレクチャーします。パパもママもこれで今年は大丈夫。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

運動会シーズン近くになってくると、そわそわしてくるのは、子どもたちでなく最近は、パパとママのほうなのかもしれません。デジタルカメラやビデオを片手に我が子の活躍ぶりを撮ろうとどこの運動会会場も混雑します。

しかし、なかなか思うように撮ることが、できないという声も多く聞きます。確かにいきなりカメラを持って、いざっと意気込んでもどこをどう撮っていいのかわからないかもしれません。

今回は、一般の方が撮られた運動会の写真を題材に、「運動会写真のポイントチェック」をしてみましょう。よくある運動会シーンでのポイントなのできっとみなさんにも参考にしていただけることでしょう。

当日までの準備で大事なことをまとめた、「撮影前にカメラ周りのチェックも忘れずに!」も撮影準備に怠りがないよう、ぜひ併せてお読みくださいね。


【各ページのポイント】
全身をフレームに入れよう ・・P1
表情をとらえるのがポイント ・・P2
不要な部分を省けば、写真も締まる ・・P3


走る姿は全身を入れて、ピントを合わせて

運動会で一番、オーソドックスな徒競走やリレー。どの子も参加する競技だけに、多くの人が撮るシーン。会場も混雑する中、ワンチャンスをものにしましょう。それでは、例題の写真を見ていきましょう。

徒競走
リレーの力走のいいシーン。女の子を中央に配置し全身を入れ、ピントが合っていればとてもいい写真になります。カーブの場所で撮っているのは、とてもいいですね。

これは手前の女の子を撮った写真です。う~ん、まずは足元が写ってないのが残念ですね。絶好のシャッターチャンスなので、ここは、全身をフレームに入れて撮りたい場面です。このシーンでは、中央真ん中に撮りたい人物を入れるといい構図になりますね。

残念ながらピントがずれてしまいました。ピントは撮りたい被写体の女の子ではなく、奥で観覧している人たちに合ってしまってます。これは、オートフォーカスは動いている被写体にピントを合わすのが、あまり得意ではないためによく起こる現象です。

こういうシーンでは、もし一眼レフをお持ちなら、コンティニュアスフォーカスを活用してみましょう。これは、動いている被写体に自動的にピントを合わす機能。カメラに向かってくる動きの被写体には有効なので、リレーのような走ってくるシーンでは便利です。

この写真で良いポイントは、カーブのところで撮っているところ。運動場の場所で走っているシーンを撮りやすいのは、ここの写真で写っているようなコーナーを曲がってくるところです。カーブのところでは、曲がって走ってくる人物がカメラに対して正面を向くので、撮りやすく絶好のポイントになります。

子どもとはいえ、走ってますからシャッターチャンスは短い時間しかありません。できれば何枚も撮りましょう。連写撮影モードを使うのもいい方法。これはシャッターを押していれば自動で続けてシャッターが切れるので短い間にたくさん撮りたいときに使う機能です。1秒間に何コマ撮れるかは、カメラの性能によって異なるのでお手持ちのカメラの説明書で確認してみてください。

全力で走ってる姿は、誰しも輝いてみえるシーンだと思います。

マスゲームやフォークダンスのポイントは次のページで!
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