ピンホールカメラ、聞いたことありますか?針で穴を開けた部分がレンズ代わりになるのでピンホールと呼ばれています。ピンホールを日本語に直して針穴写真なんて言い方をしたりもします。もっとも単純にカメラの原理を応用して写真が撮れるのがピンホールカメラ。いまちょっとした流行のようです。

早速、ピンホールカメラで撮影会を行ってきました。今回はそのピンホールカメラ撮影会のレポートです。

ピンホールカメラってどんなカメラ?

ピンホールカメラ
シャラン社の紙製キットのピンホールカメラ。奥のカメラは正方形フォーマットで撮影ができます。
ピンホールカメラってどんなカメラ?きっと見たことがない方はそう思われるでしょう。

簡単に説明すると、光を遮断した箱に針穴をあければ、それがピンホールカメラになってしまいます。もちろんその中には、フィルムや印画紙などを入れたり、内部を黒く塗ったりと準備はあるのですけど、単純に言うとそういうことになります。

今回は、ピンホールカメラで撮影するのが目的なので、手軽に手に入るピンホールカメラを探してみたところ、ピッタリのものがありました。

それがピンホールカメラやミニチュアカメラを製造する、シャラン社から出ている、組み立て式のピンホールカメラ。お値段も千円を切って、フィルムを使って撮影ができるという優れものです。紙製のプラモデルといった感じのこのカメラ。制作するのに約2時間ほどかかります。ピンホールはすべてがアナログ。そしてこの製作過程もとてもアナログな部分で楽しいのです。

さて、出来上がったカメラを持って仲間とともに撮影会へ!

どうやって撮るの?

撮影スタート
撮影露出時間が長いので、最初は三脚代わりになる土台に固定しながら撮ってみます。初めての撮影にとても楽しそう!
このピンホールカメラは針穴部分のレンズ前のレバーをスライドさせてシャッターを切ります。ISO100のネガフィルムを使った場合、晴天の外での撮影のときには、2~3秒間シャッターを開ければ適正露出です。

晴れていても2~3秒ですから、手ブレに注意が必要です。最初はカメラを固定できる台などの上に置いて撮ってみましょう。慣れてくれば、手持ちで固定して撮ることにトライしてみてもいいでしょう。

もちろんファインダーもありません。なのでおおよそこの辺りを撮ろうという目星をつけて被写体にカメラを向けます。ピントはピンホールカメラの場合、パンフォーカスといってだいたいすべてにピントが合うようになっています。

このパンフォーカスの特性を生かし、被写体を選ぶことが撮影のポイント。また通常のレンズで起こる像の歪みなどもないのも特徴です。

デジカメとの違いはなに?

手持ち撮影
慣れてきたので手持ち撮影にも挑戦。少しブレも出ますがそれもいい味に!?
すべてがアナログなので、撮るという行為以外はデジカメとはすべてが異なります。まずシャッター音がなにもしません。当たり前ですが、これがとても違和感があります。というか撮った感じが残らないのです。シャッター音は撮った証(あかし)になっていたことを改めて知りました。

そして、フィルムを自分で巻き上げなければなりません。デジカメではやらない部分、つい忘れがちになります。さらにフィルムカウンターもありません。自分で何枚撮ったか覚えておかないとなりません。なかなか覚えることが多い撮影方法なのです。

ピンホールカメラで撮っていると、いかにデジタルの便利さに慣れてしまっているのかを改めて実感させられます。たまにアナログに戻ることも大事なのですね。

どんな写真が写るの?

さて、みなさんが一番興味があるのがどんな写真が撮れるのかということでしょう。言葉で説明すると、ピントが甘いホンワカした感じの写真といった感じでしょうか。針穴から入ってくる映像ということは、レンズは「空気」ということになります。この空気レンズがなんとも言えないぼやけた感じを醸し出してくれるというわけです。

こんな説明を続けるより、まずは見ていただくのが早いですね。

ピンホールカメラで撮った写真の公開は次のページでどうぞ!