いよいよ待ちに待った桜の季節がやってきます。春という季節がうれしく感じるのは半分は桜が咲く季節だからなのかもしれません。この時期になると本当に日本に生まれてよかったとつくづく思います。こんなに美しい桜を見ると写真を撮られる方ならきっと撮りたくなることでしょう。

今回は桜を撮るというテーマでレクチャーしてみましょう。まずは桜をじっくり鑑賞してみましょう。きれいです。言葉が出なくなるほどです。花ひとつを寄って見ても大きな木に咲き群れている全体で見ても桜はきれいです。さぁどこから撮ってみましょうか。

今回は6つのポイントに分けて、考えてみることにしましょう。

・ポイント1:寄って撮ってみる
・ポイント2:背景にも注目してみる
・ポイント3:桜を脇役にしてみる
・ポイント4:近所の桜を探してみる
・ポイント5:光のあたり具合にも気をつけてみる
・ポイント6:身近な夜桜を撮ってみる

寄って撮ってみる


桜バック
後方よりのショット、桜はどこから見ても絵になります


最初は桜の花に寄って見てみることにしましょう。桜の花は種類にもよりますが薄いピンク色をしています。白ではないのです。とても微妙な色合い。写真でまったく同じ色を出すのは少し難しい色です。露出がオーバーすぎると白に近くなってしまいます。

あとから写真で見て、実際に見た色と違っていたという経験がある方もいらっしゃることでしょう。そういうときには露出補正という機能を使ってみましょう。露出補正という機能が多くのカメラには備わってします。これは、露出の微調整をするもので写真を明るくしたり暗くしたりと色合いの調整ができる機能です。桜を被写体にした場合、露出補正をプラスにするとその度合いごとに白っぽく写ります。逆にマイナスにすると暗く写ります。

もし撮った桜の色が実際に見ているものと違う場合は、露出補正を使ってより実際の色に近くなるようにコントロールしてみてください。液晶の画面で見える色味と実際に撮れる色が、カメラによって微妙に違っていたりします。こんなときのために自分のカメラの癖を知っておくことも大事です。

正面から撮るもよし、後方から狙うもよしです。どこから撮っても絵になる花ですので撮るポイントはたくさんあります。いろんな角度からひとつの花を眺めてみてください。どこか自分で気に入る部分が見つかったらそこをポイントにレンズを向けてみましょう。

クローズアップで桜の花を撮るときには、カメラの設定を接写モードにすることも忘れてはなりません。チューリップのようなお花のマークで示されていることが多いのですが、このモードがカメラにあれば設定をここにあわせます。

普通の状態ですとレンズはある程度の至近距離になるとそれ以上近づいてもピントが合わないのですが、接写モードにすれば、かなりの至近距離になってもピントを合わせてくれます。

一度お手持ちのカメラで接写モードにしてどこか近くのものにピントを合わせてみてください。カメラによってこのピントの合う最短距離は違いますので事前に試してみるといいでしょう。

背景にも注目してみよう

桜アップ
青空を背景に桜の花を浮き立たせてみました

桜の花は全体に白っぽいので全体に大雑把に撮ってしまうとなんとなく白っぽい花のかたまりという具合に写ってしまうこともあります。そんなときは撮りたいと思うポイントの部分の背景にも気を使ってみましょう。

上手に桜の花が浮き立つような背景の色などを選ぶと桜の花がさらにきれいに映えて写ります。ちょっとした背景の演出が写真の見栄えをアップさせます。

背景を選ぶ際は、色に注意することも大事ですが、ごちゃごちゃして映る場所や物も避けたいところです。せっかく桜はきれいなのにうしろに写っているものがあまり見栄えがよくないものだとせっかくの桜の魅力を半減させてしまいます。

一概に背景はなにがいいとは言えないのですが、まず最初は桜の花と相性のいい色を探しながら撮ってみるのが簡単です。少しだけ背景にも注目して写真を撮ってみてください。

次のページでは桜を背景に人物を撮ってみましょう!