リーダー
シーンによっては不必要なケースもあるが、この釣りを楽しむためには必須となるのがリーダーの存在 |
ちょっと見づらいが、リーダーはこのようにしてラインシステムでメインラインと結束される |
例えば12lbのラインを使った場合、およそ5.4kgの荷重に耐えられるはずなのに、結び目があれば3kg、あるいは2kg程度の荷重で切れてしまうのだ。メインラインの倍の太さを持つ24lbのリーダーがきちんとラインシステムによって接続されていれば、最大で約11kgの荷重に耐えられることになる。結び目による劣化を考えても6kg程度までは安全圏内になるというわけだ。
もちろん、ラインシステムや結び目の強度によっても、耐えられる実荷重は変化するが、なぜ、ソルトルアーの世界ではリーダーが使われるのかお分かりになったと思う。ちなみに、リーダーに使われるのはナイロンかフロロカーボンラインになる。好みにもよるが、最初はナイロンラインのリーダーで、リールに巻いたメインラインの太さに合わせて数種類用意しておくとよいだろう。
ルアー
シーバス用のルアーには泳層、カラー、フォルムなど様々なバリエーションがある |
シーバスにはソフトルアーも効果的。シャッドタイプのソフトルアーとジグヘッドの組み合わせがメインになる。 |
ルアーのカラーだが、夜間はレッドヘッドを中心に白っぽいものを選んでおけばとりあえずは安心だ。日中は小魚っぽい色をしたナチュラルカラー、濁りがあるようなら黄色やピンクといったチャート系のカラーも効果的だ。ある程度慣れてくると、良く行く釣り場で特に反応が良いカラーが分かってくるはずなので、とりあえずは基本となる色から揃えておくようにしよう。
ランディンググッズ
(上)シーバスフィッシングのランディングギアといえば「玉アミ」。このように折りたたんで持ち運べるタイプも |
(下)このように魚の口を掴むことができるボガグリップというランディンググッズもある。 |
ウェーダー
ウェーダーは水中に入るときに必須になるグッズ。素材にはポリエチレン系やネオプレーンが使われ、タイプも様々だ。足の大きさや体型に合わせることが最優先で、あとはいかに水漏れしないかがポイントとなる。また、ウェーダーがシューズ付きのタイプであれば、靴底も重要。干潟やサーフ、河口などではフエルト底が歩きやすく、磯などの荒れた地形ではスパイク底がよい。両方の特長を持つ製品もあるので、使い分けが面倒な人はそちらを選んでもよいだろう。ガイドはチェストハイのゴアテックスウェーダーを愛用している。ソックスタイプでシューズを替えられるので、非常に便利だ。ライフジャケット
外洋に面した釣り場や、ウェーダーを履いて釣りをする際には、必ずライフジャケットを着用すること。これは安全のために必ず守って欲しいルールのひとつだ。釣り用のライフジャケットはポケットがたくさんついた機能性の高いものが多いので、足場のよい安全な釣り場でも重宝する。その日に使うルアーを小型のケースに入れて、ライフジャケットのポケットに入れておけば、身軽に移動するこができる。小物類
そのほか、港湾などではウエストバッグやディバッグがあるとルアーやリーダーなどの小物がまとめられて便利だ。また、夜間の釣りがメインになる場合、ライト類も用意しておくこと。ちなみに大型シーバスは臆病なので、常夜灯以外の光には敏感になってしまうので、持っていったライトで海中を照らすことは絶対にしないこと。また、水温計や潮時表なども持って行くと釣りを組み立てるうえで大切な情報源となる。安全のためにグローブ、キャップを身につけておくとよいだろう。次回はラインシステムについて解説します!
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