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霊能力とは? 見分け方と、彼らと上手く付き合う方法

霊能者とはどんな人たちのことを指すのでしょうか。今回は、霊能者の見分け方、彼らと上手く付き合うための心得をご紹介いたします。霊的世界のことを一般の人々に知らせてくれる霊能者。昔風の言葉で言えば、霊媒さん。今風では、スピリチャル・カウンセラーと呼びます。

執筆者:永瀬 久嗣

霊能力とは……見分け方と付き合い方

霊能力とは?

霊能力とは?

霊的世界のことを一般の人々に知らせてくれる立役者はなんといっても霊能者。昔風の言葉で言えば、霊媒さん。今風では、スピリチャル・カウンセラー。

いずれにせよ、こういった霊能力を持つ人々が、私たちに霊的世界の実情を知らせる役割を担っていることは、明らかな様です。

今回は、霊能者の見分け方と彼らとうまく付き合うために知っておきたいこころえのお話しです。
 
<目次>
 

霊能者は本当にいるのでしょうか?

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物質主義におぼれそうになっている人類に警告を発する役割の人たちがいます
ガイドが、スピリチャリズムの勉強を始めてから、既に10年以上の月日が流れましたが、いわゆる、霊能力者といわれる方々に何人もお会いしたことがあります。

確かに、この世の中には、あの世の世界と通じる事が出来る霊的な能力を備えた人々が存在することは事実です。

もともと、古代において、霊的な力は、一般にだれでもが備えていた能力の一つで、現代でも、社会の常識にまだ染まっていない幼い子どもたちの多くは、ごく日常的に霊的な力を発揮している場合もあります。

ただ、成長するにつれて、社会常識が染み付いてくると、たいていの場合、こういった能力は、潜在下へと隠されてしまうようです。

読者の中にも、いわゆる「霊感の鋭い」と思われる方は、沢山おられるのではないでしょうか?
 

霊能力とは?

それでは、巷の霊能力者と言われる人々が持つ霊能力とは一体どういった能力の事を指すのでしょうか? 霊能力は、わたしたちが一般に感じる霊感とはどのように異なるのでしょうか?

霊能力に関しては、いろいろと定義がありますが、霊能力とは「自らの意思で」霊界との交信を行う力を総称して呼びます。ですから、わたしたちの多くが持つ「霊感が鋭い」といった特徴とは、また別次元のレベルで理解する必要があります。

霊感は、あくまで、霊的なエネルギーを視覚、聴覚、感覚を通して感じるセンシティビティーの事で、一般的に受動的な能力です。これは、俗名「第六感」とか、英語では”inspiration”と呼ばれているものです。

ところが、霊能力は、ただ感じるだけではなく、こちらから能動的にあの世の世界(幽界や霊界)に働きかけることが出来る能力です。この特殊能力を備えた人のことを、霊能者と呼びますが、何故こういった特殊能力が生まれるかは、まだはっきりとわかりません。

霊能力にも、それを身につけるに至る過程から、大きく三つの種類に分けられます。

一つは、生まれつき備わっていた霊能力。二つ目は、修行を通じて身についたもの。そして、三つ目は、思わぬアクシデントなどによる臨死体験を通じて、いつの間にか身についたものです。
 

あの世との交信の難しさ

さて、それでは、霊能者といわれる人々は、どのように霊界と交信するのでしょうか?

本物の霊能者は、交信したい霊のこころと自らのこころをコネクトすることにより、直接的にコミュニケーションをとることが出来ます。

霊の世界から見れば、物質的な私たちの住む世界の波動は、非常にあらあらしく、簡単に近づけるものではありません。ましてや、霊が高級であればあるほど、その波動は、細かく繊細なため、そう簡単に物質界の波長と同調させることは出来ません。

霊が、私たちにメッセージを伝える時には、ある種の変圧器に似たものを使用して、波長の下降操作をしなければなりません。そのために、霊の持つ本来の個性が、大幅に制限され、メッセージの全てを伝えることは、困難極まりない作業となります。

そして、霊が私たちに姿を見せるためには、自らの波長を更に物質的な粗い波長に落とす必要があります。霊が、物質化して、私たちの目の前に現れるためには、本来のデリケートで精妙な波長から、一気に地上の粗く重々しい波長に変換しなくてはならないのです。

ですから、神仏と呼ばれる超高級霊が、姿を持って、私たちの目の前に現れることは、めったに起こることではないのです。

一方、物質世界から抜けきれない、いわゆる地縛霊などの霊の波動は、粗く、比較的容易に私たちの住むこの世の波動に同調します。テレビの心霊写真特集などで見られる霊はたいていこの種の霊です。

本物の霊能者は、霊と「こころとこころ」で直接的コミュニケーションを取る能力を兼ね備えています。また、多くの霊能者は、霊の極めて精妙な波動に視覚や聴覚を同調させることが出来るようです。そういった彼らは、霊の声を聞き、姿を見たりする事が出来るのです。

但し、彼らの霊能力にも自ずと限界があります。どんなに感度の良いラジオでも、地球の裏側の放送を聴くことが出来ないのと同様、霊能者が、コンタクト出来る霊の種類には限度があるということです。

神仏と呼ばれる最高級霊の波動は、極めて微細で光り輝いているといいます。どれだけ強力な霊能力を以ってしても、生身の人間がこの微細な波動に調和することは、極めて困難な作業なのです。
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霊能力と人格は必ずしも一致しないので注意が必要です

 

霊能者の見分け方と付き合い方

みなさんの中には、一度、霊能者を訪ねてみよう思われている方も多いことでしょう。

そこで、ガイドの長年の経験も踏まえ、信頼のおける霊能者を選び、上手に彼らと付き合うためのポイントをご紹介しておきましょう。

【霊能者を選ぶポイント】

霊能者に相談するときは、以下のポイントをクリアにしてからにしましょう。

■ 教養や常識を兼ね備えているかどうか?
霊能力と教養は、比例するものではありません。どんなに霊とコンタクトする力に長けていても、教養や常識がない霊能者に高級な霊は、力を貸しません。仮に貸してくれたとしても、メッセージを正しく伝えられない可能性が高まります。

■ 日常生活に問題はないか?
霊的な世界は、物質的な世界の対極にある世界です。物質的な生活(贅沢)におぼれている霊能者に高級霊が力を貸すことはありません。

■ 固有名詞を使っているか?
高級霊は、自分の身分を簡単に明かしたりはしません。なぜなら、そうるすことで、メッセージを受け取る人々にバイアスがかかってしまうことがあるからです。すぐに「あなたには有名人何某の霊がついている」とかいう霊能者には要注意です。

■ 質問された事だけに答えているか?
これは、本物の霊能者のルールです。聞いてもいない事をぺらぺらまくしたてたりする場合は要注意。また、やたら未来の出来事を予測したがる霊能者は、低級霊にそそのかされているケースが殆どです。

■ あれこれと指図するか?
本来、わたしたちは、いろいろな問題を自らの力で解決し、こころを進化する目的で生まれてきました。私たちの背後霊さまたちは、なるべくわたしたちの気がつかない方法でさりげなくサポートしてくれるものです。ですから、霊能者が、あたかも高級霊からのお告げのごとく、「ああしろ、こうしろ」と指図する場合は、気をつけましょう。その霊能者は、低級霊に影響されて、あなたをコントロールしたがっているだけかもしれません。

■ 宗教と関連しているか?
本来スピリチャルズムにおいては、特定の宗教を信仰することを勧めていません。もし、霊能者が宗教団体に関連している場合は、その宗教の実態を充分に調査してからアドバイスを受けるようにしましょう。

物質世界に生きるわたしたち現代人にとって、本来持っている霊感を発揮することがなかなか困難になってきました。でも、霊感は、誰にでも備わっている能力。霊感が発達すると、自発的に霊の世界と交信が出来る、霊能力になります。

ここで一つ重要なことは、偉大な芸術家が、必ずしも素晴らしい人格を備えているとは限らないのと同様、霊能力が強いからといって、それだけで、その人物に全面的な信頼を置くのは禁物です。

古今東西、最も偉大な霊能者は、なんといっても、イエス・キリストと仏陀でしょう。因みに、イエスも仏陀も一般庶民に教えを説いただけで、自ら宗教団体を創設したわけではありません。

信頼のおける霊能者を見分けたいのであれば、まずは、イエスや仏陀の行動と比較してみるのも良いかもしれません。彼らが霊能力を発揮するのは、一般の人々に、「人間として正しい生き方を教えるために必要な場合に限る」ことに気が付いて頂ければと思います。

それでは、最後に霊能者に相談する際の心得です。

わたしたち人間は、自らの力で学びこころを進化させる目的で生まれてきたことは、既にお話しました。こころある霊能者は、そういった相談者の目的を果たすためのサポートをしてくれます。

彼らは、あなたが質問する全ての答えに回答してくれるとは限りません。なぜなら、答えを自分自身で探すことこそが、あなたにとって最も大切な課題である場合もあるからです。

ですから、霊能者に相談する時は、まず、自分なりの答えを用意しておくこと。そして、それを実行するために必要なアドバイスをもらうようにしましょう。もし、あなたの用意した答えが間違ったものであれば、本物の霊能者は、なんらかの形でそれを伝えてくれることでしょう。

そして、霊能者も人間であるということを忘れないで。彼らとて、体調や精神状態によって、霊界からのメッセージを誤訳することもあります。ですから、自分自身が、しっかりとした判断基準を持つことも重要です。

そして、何よりも大切なのは、結局「自分のことは、自分自身が一番良く知っている」ということ。

最終的な答えは、いつでも「自分自身のこころの中にある」のです。

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