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鴻崎正武 |
立島:鴻崎君は油画出身といっても以前テンペラはやっていたのだろうから画材の扱いにはおそらく抵抗がなかったはず。最近の日本画の絵具を使った作品は今までより絵具の素材感が際だつことにより作品自体の存在感が増したという印象。様々な生き物をかけ合わせたキマイラみたいなおもしろいモチーフもパワーアップしていてかなり楽しめます。
ガイド:大学の日本画科を出てから立体制作に移行する人もけっこう多いですね。在学中でもそうでしょうけど。
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市川裕司 |
ガイド:残念ながらもう時間がなくなってしまいました。今回は1976年以降生まれの日本画家ということで、条件が厳しかったのですが、枠から外れていて印象に残った若手はいますか。
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及川聡子 |
ガイド:も、申し訳ないっ、そのお話はまたの機会ということで・・・。(笑)
今後もオールアバウト日本画では、様々な視点で注目の若手日本画家を紹介していきたいと思います。今回は時間が少なくて、挙げ切れなかった作家もいたし、大学や地域の偏りもあったように思います。次回はもっと徹底的にやりたいですね。本日はお忙しいところありがとうございました。
(2007年12月、京橋のアートスペース羅針盤で収録)