このコーナーでは日本画家に関する絵画以外の作品をご紹介します。 今回は東京藝術大学博士課程に在学中のイギリス人日本画家アダム・ブース氏と人気ブランド「TK Takeo Kikuchi」のコラボレーションにより制作されたTシャツをご紹介します。異色の日本画家が描く象や鶴、そしてその前にぶら下がる電球、なぜここに電球が? その真意はプチ作家インタビューで明らかに!
|
オモテは白い象と電球、ウラは鶴と電球の「Tシャツ」 |
イギリス人日本画家アダム・ブースと人気ブランド「TK Takeo Kikuchi」のコラボレーション |
|
|
【商品データ】
デザインは左画像のものを含め5種類。それぞれにカラーと白があります。
2005年5月28日より「TK Takeo Kikuchi」各店で発売(下記個展でも販売)。
価格:4,900(税込み)
→詳細はアダム・ブースホームページ
【個展情報】
アダム・ブース個展「white elephant」
会期:2005年5月31日~6月25日(日、月曜休)
会場:日本橋・Gallery unseal |
|
アダム・ブースプチインタビュー
「TK Takeo Kikuchi」とのコラボレーション
「TK Takeo Kikuchi」とのコラボレーションの機会が出来てとてもうれしいです。Tシャツのデザインをする際、自分の作品のモチーフなどを直接Tシャツに載せる作業は楽しかったです。「TK Takeo Kikuchi」のデザイナーが自由にデザインをさせてくれました。そしてTKのデザイナーの協力で5種類のテーマのデザインが出来ました。それぞれのTシャツの色やモチーフなどは一つの作品に対応しているので、とてもユニークなTシャツです。TKは絵の繊細な線やグラデーションなどを表現するために、製作過程に手間と技術をかけて作ってくれました。
なぜ電球?
一番最初にデザインしたTシャツは「認識」という作品からモチーフを得ました。表は白い象と電球で、裏は鶴と電球です。なぜ電球?人間は電球を発明したとき、神様から火を盗んだようです。そのときから人間が光を自由に使えることで世が変わりました。電球は光によって変わることの出来る他の世界の存在を表しています(明るい/暗い)。鶴の目の前に電球があれば、その鶴はどうやって電球を認識しているだろうか?不思議な白い象の前に電球があれば、その象の存在に疑問を感じる、その象は想像のもの?電球を消せば象も頭から消えるだろうか ?
※
こちらまで情報をお寄せください。