TAKANO MASARU


高野勝
1957年 福岡県出身
1982年 多摩美術大学日本画科卒業
個展情報

去年の5月、思うところが有って1年間、絵筆を止めました。…で何をしていたかと言いますと、時間の許す限り私の絵のショールームに行って過去の…大学生時代からの作品をボーと眺めていました。自分の絵のショールームが有るってスゴいでしょう!でも、ここは私を応援してくれている方の御好意で、すべて無料なんです。…で結論は?このまま絵を描かずに幸せで、お金に困らない人生あるかな~。…です。ちょっと暗いかな。でも今、新作描いてます!

我が家では「キレオツ」と呼ばれています。すぐにキレるオッさんと言う意味です。奥さん二人と、じゃなくて一人と子供二人、中学生…息子、娘がいます。

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◇制作の視点

未だ天地の境も明確でない宇宙創世の頃の記憶が私達のどこかに潜んでいます。その記憶を『原初の記憶』とテーマ付けキャンバスに蘇らせようと作品に取り組んできま した。
◇作品について

今、真っ白な画面に陽の光が煌めき、時には影が揺らめいています。
こうした幻想の世界に遊んでいるときに、画面の中からイメージが自然に浮き上がって来ます。
この幻想の世界にいると時々、突然自分が不在になってしまう事があります。見ている目だけがそこにあり、見ている自分の固体が存在しない、意識しかない世界が広がっているのです。
目に映るコップ、テーブル、ゴミ箱など、あらゆるものが等価値で自分であり、愛おしく満たされた空間。
なんと素晴らしい世界でしょう!
『宇宙はじつは時間の中には無く、瞬時に生まれては変化し続ける瞬間のパラレルワールドだ』と実感出来る時です。パラレルワールドとは“同時平行世界”という意味です。
時間の無い、透明でただ存在しているだけの世界。
始まりも終わりも無く、ただそれだけですべてが満たされている世界…が描ければと思っています。
常に“今”がすべてを見るために開かれた窓なのです。

日本画を学ぶ多くの人が絵具(岩絵具)の魅力について語っていますが、私はあまり それを感じたことがありません。むしろ、紙の魅力が私を惹きつけます。ゆえに絵具は、紙の特質を生かせるものであれば何でもよいと考え従来の古典的な日本画の絵具や墨などと近年開発されたアクリル絵具など水溶性のものとを併用しています。
今キャンバスとして使っている紙は楮(こうぞ)という木の皮から作られた和紙で私の絵の制作用に特別に厚く漉いてもらっているものです。
決して具現化されることのない瞬時のイメージを絵という二次元に転写しようとする為、何度も描いては洗いまた描いては削るという行為を何度も繰り返すからです。そのため通常の厚さのものではもたないからです。
最初のイメージ『原初の記憶』(Primary Memory)により近づくために…



◇話しておきたいこと

私は宗教、大嫌い人間なんです。この世で最大の殺し合いは、みな宗教がらみです。
でもひとつだけ…聞いて下さい。
もう20年以上前ですがイエス・キリストの生涯を書いたある小説を読んでいたら突然、私の記憶が甦ったんです…十字架の場所、まさにその時…私はそこに居た!と…
しかもかなり近くに。右側の罪人が「おまえが神なら自分を救え!」と確かに言いました。左側の罪人が怒って「この人は、何も悪い事をしていない…??…私を思い出して下さい」と言いました。
イエスは「あなたは今日、私とパラダイスにいる」とはっきり言いました。
なぜか、この会話はルカ伝にしか出て来ません。先日、『パッション』という映画を見ましたが…あまりに違うのでビックリしました。この時の記憶を描いた作品が有ります。
あまり完成度の高いものではありませんが…大切な作品です。HPに出ています ので…ぜひ見て下さい。→ホームページ



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