カズオ・イシグロ初の短編集!『夜想曲集』

夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語
<DATA>タイトル:『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』出版社:早川書房著者:カズオ・イシグロ価格:1,680円(税込)
謎の全寮制施設ヘールシャムで生まれ育った子どもたちの数奇な運命を描いた傑作長編『わたしを離さないで』から4年。カズオ・イシグロの最新刊『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』が翻訳された。初の短編集、しかも書き下ろしだ。

ベネチア・サンマルコ広場のカフェで演奏しているギタリストが、憧れの大物歌手に頼まれて、ゴンドラの上で伴奏をすることになるが……「老歌手」

ロンドンの友人夫婦の家を訪れたミュージカル音楽好きの英語教師。夫妻はいつも歓迎してくれたのに、今回は様子がおかしくて……「降っても晴れても」

イングランドの丘陵地帯でカフェを営む姉夫婦の家に居候しているギタリスト志望の青年が、奇妙な夫婦に出会う……「モールバンヒルズ」

無名のサックス奏者が、マネージャーがふともらした一言がきっかけで、ハリウッドの高級ホテルに滞在し、セレブの“お隣さん”になる……「夜想曲」

舞台はふたたびイタリアへ。一流の音楽教育を受けているけれどもカフェのバンドで演奏しているチェリストが、“大家”に出会う……「チェリスト」

以上、5編を収録している。

“音楽と夕暮れ”の魅力とは? 夏の旅に持っていく本としてもオススメ!