いよいよ1月16日に決まる第138回直木賞。今回はミステリー系の作品が多い。注目の候補作をご紹介!

2回連続、桜庭一樹が候補入り

画像(C)文藝春秋
ガイドのイチオシはこれ!<DATA>タイトル:『私の男』出版社:文藝春秋著者:桜庭一樹価格:1,550円(税込)
まずは話題の女性作家2人と新世代戦争文学の旗手の作品から。

桜庭一樹『私の男』(文藝春秋)※リンク先に詳しいレビューあり
 桜庭一樹は前回の『赤朽葉家の伝説』に続いて、2度目の候補入り。『私の男』はいわくありげな養父と娘の関係を、2人の出会いまで遡って描いていく。構成、文章、人物造形ともに圧巻。ガイドのイチオシ!

井上荒野『ベーコン』(集英社)※リンク先に詳しいレビューあり
 今回が初ノミネートの井上荒野。『ベーコン』は日常の中にあるエアポケットのような場における男女のかかわりと食べ物をからませた短編集。表題作のベーコンがエロティックかつおいしそう。

古処誠二『敵影』(新潮社)※リンク先に詳しいレビューあり
 新世代の戦争文学の書き手として注目されている古処誠二。『敵影』は沖縄の捕虜収容所を舞台に戦闘から離れても続く心の葛藤を描く。捕虜VS米兵の異種格闘技戦など、エンタメとしても読みごたえあり。

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