怖いけど読むのがやめられない! ホラー妻小説
夫の情事を知って異常な行動に走る妻。著者の実体験を題材にした、あまりにも有名な一冊。 |
・『死の棘』
日本文学史上に燦然と輝くホラー妻・島尾ミホ。夫の情事を知った彼女は、日々彼を責め立てる。その苛烈さたるや……。夫婦関係の深遠を覗いてみたい方に。
・『紙婚式』
結婚を題材にした短編集。描かれるのは壊れた夫婦関係ばかり。日常の描写が細密なので壊れっぷりがリアルだ。特に「土下座」と「ますお」のラストに戦慄!
・『コンスエラ―七つの愛の狂気』
「女ってわからん!」という心理を美しく幻想的に描いた短編集。表題作の「コンスエラ」にはどんどん醜くなって、夫の愛を試し続ける妻が出てくる。怖いけど切ない。
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タイトル:『死の棘』
出版社:新潮社
著者:島尾敏雄
価格:820円(税込)
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タイトル:『紙婚式』
出版社:角川書店
著者:山本文緒
価格:560円(税込)
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タイトル:『コンスエラ―七つの愛の狂気』
出版社:中央公論新社
著者:ダン・ローズ
価格:800円(税込)
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