通は二之席を楽しむ
親子の初詣の様子を描いた「初天神」もよく演じられます。凧のくだりまで見れれば、その日は当たりです。 |
上野鈴本演芸場
昼の部:鈴々舎馬風(現・落語協会会長の落語を味会う)
夜の部:三遊亭金馬(元祖・人気タレント落語家)
浅草演芸ホール
昼の部:桂歌丸(笑点の司会でおなじみ)
夜の部:桂米丸(新作落語の天上人)
新宿末広亭
昼の部:三遊亭円歌(中沢家の人々はいつ聴いても爆笑です)
夜の部:柳家小三治(絶対に聞き逃してはいけない噺家)
池袋演芸場
昼の部:柳家小三治(名人・小三治を100人のキャパで聞ける贅沢)
夜の部:橘家円蔵(志ん朝、談志、円楽と並ぶかつての四天王の一人)
これほど豪華なメンツが各寄席で一同に主任(トリ)を取る月は二之席だけです。また、主任だけではなく、他の出演者も選りすぐりの人気噺家達(通常月でトリをとる)ばかりが出演します。
今年ねらい目は「池袋演芸場の昼席」
この人気噺家が全員揃う日に出会えれば、あなたは相当ついてます。代演は覚悟しておきましょう。 |
それに色物としてロケット団と順子・ひろしが加わります。会社や学校をサボってでも毎日通いたくなる奇跡の面子です。
「寄席は3割」なんて言葉がありますが、この二之席の期間ならどの日の、どの時間の、どの寄席に行っても十分満足できます(軽く6~7割超えます)。
二之席は豪華な面子で、各噺家の持ち時間も長く、なおかつ初席ほど、混んでないという、凄い穴場興行なんですよ。本当は、あまり知られたくないのですよね...初席みたいに混んじゃうと困るので(笑)。