落語/落語関連情報

2007年度、新四天王+1を追っかけろ!(3ページ目)

今後の落語界をリードするであろう四人の噺家を紹介します。ありきたりじゃつまらない! という方には、もう一名ご紹介いたします。この五人を追っかければ落語界の未来が見える!

執筆者:清水 篤司

快楽亭ブラック:人の業が生んだ奇跡の怪物・噺家

このタイトルの著者でわかるとおり、生きていることが落語という。不思議な噺家です。
師匠の立川談志から唯一、直接破門を言い渡された噺家。落語に出てくるいわゆる「三道楽の飲む、打つ、買う」を自らの人生で実践し続ける粋人(変人?)。

落語の腕は数々の演芸賞を受賞(2000年、芸術祭優秀賞受賞)するくらい確かですが、なんせ私生活が面白すぎるというより、常識を逸脱しすぎている(詳しくは下記の関連リンクのブログを読んでください)。

きっちり古典落語をこなす腕がありながら、放送禁止用語連発の危険な新作落語を時と場所を考えず演じまくり、ゆえに出入り禁止となっている寄席や会場は星の数ほどあります。

それでもブラックの落語を聞きたくてしょうがないという、私のようなブラックファンは多数存在し、様々な苦い思い出をさせられても彼を贔屓にしサポートする方々が多数存在します。

快楽亭ブラックには一度味合うとやめられなくなるような、禁断の薬にも似た奇妙な魅力があります。

ブラックの落語はどんなものかというと、世間一般の下ネタ、ブラックジョークなんて範疇は跳び越えて、これを口に出していいのかな? というレベルです。放送禁止用語だとか、どうとか以前の問題。

そういうことが苦手は人は、ブラック落語はご遠慮ください。しかし、すべての制約がない状態で、今、一番「面白い」噺家は? と問われれば、快楽亭ブラックと私は答えます。

なぜなら、快楽亭ブラックは常識の範疇を飛び越ながも、現代社会や人間の業や闇を的確に切り取った新作落語を作り、演じてくれるからです。

快楽亭ブラックをさらに詳しく、知りたい方は下記のサイトにアクセスしてみてください。
【関連リンク】
快楽亭ブラックの出直しブログ
(ほぼ)月刊快楽亭ブラック
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