株式戦略マル秘レポート/サステイナブル・インベスターのthink! Buy or Sell

貴重なボーナスでどの銘柄を買うのか?

12月8日、内閣府により11月の景気ウォッチャー調査が発表されましたが、ボーナス減額や景気に対する先行き不安などが影響された結果となりました。あまり景況感の良くなく、いつになく寂しい12月ですが、その限られたボーナスを投資に振り向けるのだとすれば、どのような銘柄に投資すべきでしょうか。

執筆者:瀧澤 信

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12月第3週:今週の銘柄選択のポイント

12月8日、内閣府により11月の景気ウォッチャー調査が発表されました。
街角の景況感を示す現状判断指数(DI)は、前月比7.0ポイント低下の40.9となり、2カ月連続で低下、これは過去最大の低下幅です。先行き判断DIでは、前月比8.3ポイント低下の34.5とこちらも大幅に低下しました。ボーナス減額や景気に対する先行き不安などが影響したものと思われます。

【内閣府景気ウォッチャー調査undefined景気先行きDI】

【内閣府景気ウォッチャー調査 景気先行きDI】


また、12月11日には日本経済新聞社の2009年冬のボーナス最終集計が発表されました。これによれば、ボーナスの水準は実に20年前の水準に低迷、1人当たりの平均支給額は税込みで70万1571円でした。ちなみに、ボーナス支給額上位企業は、1位任天堂、2位武田薬品工業、3位JFEスチール、4位ホギメディカル、5位日本たばこ産業、などとなっています。

さて、このようにあまり景況感の良くなく、いつになく寂しい12月ですが、その限られたボーナスを投資に振り向けるのだとすれば、どのような銘柄に投資すべきでしょうか。

まず、貴重な資金をベースに投資するわけですから、投資の三大原則に則り、以下のような視点を持つべきでしょう。

(1) 安定性 → 財務内容が堅実で借金が少なく自己資本比率が高い企業
(2) 換金性 → 時価総額が大きく、売りたい時に売りやすい大型の銘柄
(3) 収益性 → 安定収入を意識して、1,高配当、2,株価の下ぶれ懸念が小さい(下げ余地が少ない、底値に近い)銘柄

例えば、このような視点に合致する企業は、

[自己資本比率] [時価総額]  [予想配当利回り]
4502 武田薬品 76.24%、   2兆9454億円、  4.86%
7974 任天堂 72.39%、   3兆416億円、   4.65%
4523 エーザイ 38.16%、   9816億円、    4.59%
9437 NTTドコモ 70.11%、   5兆7310億円、  3.99%
9432 NTT 51.08%、   5兆8242億円、  3.19%

などがあります。

(このテーマでのリストアップ結果については、当社サイトの「SIスクリーニング」で実際にご覧頂けます)
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