iPodの時代
iPodの魅力を考えると、1)操作性、2)プロダクト・デザイン、3)iTunesとの連携、4)戦略的ラインナップ、5)充実した周辺機器・アクセサリーです。結果、iPodはかってWalkmanがそうであったように、カテゴリーの代名詞としてエクィティー(Equity)を確立しました。PCで聴くという点を考えても、メディアプレイヤーとしてのiTunesの優位性は明らかで、ブラウザーを介することなくiTunes内で音楽配信が出来るiTunes Music Store(iTMS)が日本で開始されるとさらにその優位はさらに増すでしょう。ある意味、本来SonyがやるべきであったWalkmanの起こるべき進化をiPodはやってしまっています。やはり、ソフトを多く抱え、著作権との板ばさみで、技術という以上にユーザーの夢を叶えるという本来の路線が取れなかったのが敗因でしょう。新しいフォーマットを制するものがカテゴリーを制する事は分かっていたと思うのですが、ソフトを抱える音楽業界というのは新しいフォーマットに対して及び腰なのが常です。
また、ほとんどの新事業で成功を収めてきた、VirginグループのVirgin Electronicsも、Virgin Playerを出したものの撤退をしてしまいました。今後、新たなる市場革新により新たな主役の登場の可能性は否定できませんが、iPod優位は当分の間揺るぎそうにありません。Apple以外からも携帯音楽プレイヤーが投入されていますが、激戦(一部、そのような楽観的報道するメディアもありますが・・・)とは考えられません。よって他のプレイヤーを細かく分析・比較する必要も今のところさほど無いでしょう。真の意味でiPodに対抗する商品が出てくることを望みます。
iPodに関してはAll About内でも記事になっている事が多く、幾つか紹介します。
◆iPod shuffleで毎日新鮮な音楽!(発明・アイデア商品・新技術)
◆『iPod shuffle』は「買い」か?(オーディオ・ビジュアル)
◆iPodを包む逸品ファブリック(男のこだわりグッズ)
◆カーナビとiPodが直結できる(チューニング・カーナビ)
◆ipodを「自力で作って」みる(笑えるサイト)