何かを表現したくて俳優の道へ
絶妙なトークで会場を沸かせたチュ・ジフン |
チュ・ジフン:
父親も184センチで背が高い家系なんです。長身で良かったことといえば、モデルの仕事ができたこと。また、高いところにあるものを取りやすい(笑)。短所は、何か悪いことをするとすぐにばれてしまうことです。
スクリーンには、幼い頃の写真の数々が映し出されました。素朴な雰囲気だった、赤ちゃんの頃。切れ長の目に、面影が残ります。「2~3歳の頃のことは、記憶にありません。小学生ぐらいまでは内気でしたね」というチュ・ジフン。あどけない表情の子供時代の写真が続き……突如ぐっと男前の今と同じような写真が映ると、会場からは思わず「ワーッ!」という歓喜の声が。
チュ・ジフン:
これは、高校1年のときの写真です。モデルになりたいと思ったのは高校3年生でした。願いをかなえたのは満20歳のときです。モデルになろうと思ったきっかけは、何かを表現したいと思ったからです。
司会:
モテたでしょ?
チュ・ジフン:
男子校でした(笑)。
司会:
俳優になろうと思ったきっかけは何ですか?
チュ・ジフン:
表現するのが好きだったのですが、モデルという仕事では限界を感じ、もっと表現するために俳優をやってみたいと思ったのです。
司会:
『魔王』韓国では3月21日から放送が始まりますね。
チュ・ジフン:
はい。今回は、キャラクター自体がアプローチが難しい役どころです。ドラマがメロドラマやラブストーリーではなく、重みがある内容なのです。私が演じるのは、心に傷を負っていて10年かけて復讐をする男。真剣な心構えが必要とされています。
司会:
これまでのキャラクターとは違うので大変ではないですか?
チュ・ジフン:
キャラクターとは様々な感情を持っているものです。善人であっても、とことん善人というわけではなく、悪人であっても、とことん悪人というわけではない。自分と共通する部分を極力浮き彫りにしようとしています。このキャラクターを選んだのは、僕がやはりこのキャラクターが好きなのだと思います。
司会:
人見知りをするタイプだったりしますか?
チュ・ジフン:
状況によって異なると思いますが、年齢の上下に関係なく、芸能界における先輩がとても多いんですね。相手が人見知りであれば、あまり面倒をかけないようにし、相手が面倒見のいいタイプであれば合わせて上手くやっています(笑)。どこにいっても、年が一番下だとそういう風になっているのです。
次ページでは、「理想のデート」について語ります。