エッ！？「悲しき恋歌」には「序章」があった？　クォン・サンウの隠れた名作たち(3ページ目)

クォン・サンウは秘密傭兵だったことがある

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ブレイク前の貴重な映像クリーナー～プロジェクトX～」。

権力維持のための秘密傭兵プロジェクトをテーマにしたミュージックビデオが、「クリーナー～プロジェクトX～」です。第一次、第二次大戦のような戦争の裏に存在する権力を持った見えない勢力。クォン・サンウ演じるベルは、絶対権力維持のために、世界中の14歳未満の親を失った子供たちを集めて作られた秘密傭兵プロジェクトに所属しています。感性が去勢され、殺さなければ殺される、という一つのスローガンの下に育てられ訓練されていく…。そこにいるのは、拳銃に裸、アクションバリバリという「悲しき恋歌」とは全く違うクォン・サンウです。
実は、このミュージックビデオはクォン・サンウが韓国でブレイクする直前の2003年に作られたもので、現在韓国では廃盤という超レアなもの。もともと肉体のたくましさで韓国では人気を博し、「モムチャン（ナイスバディーの意味の韓国語）」の代表スターといわれたクォン・サンウの原点の姿を見ることができます。

クォン・サンウが制服を脱いで野獣になる

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映画に先駆けて舞台裏を見ることができる「コンセプト・オブ　美しき野獣」

「同い年の家庭教師」「火山高」「ひとまず走れ」と、なぜか映画では高校生の制服姿が多かったクォン・サンウ。しかし！来年の新春に日本公開となる（韓国では今年の12月公開予定）新作の「美しき野獣」では、ジーンズにTシャツ、長髪にヒゲ姿のワイルドな刑事役に挑戦しています。ユ・ジテ演じるライバル役のエリート検事とは対照的な姿。メイキングDVD「コンセプト・オブ　美しき野獣」では、インタビューや撮影現場など、まだ誰も知らないクォン・サンウの最新の姿を見ることができます。
今年春の来日時にやや長髪のワイルドヘアーだったのは、この映画の役作りのためだったのです。アクションシーンはスタントを使わず、体を張って撮影したというクォン・サンウは、「主人公たち『野獣』の内なる人間的弱さに注目して映画に楽しんでほしい」と記者会見で話しています。