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鬼才キム・キドク監督が放つ新作 援助交際を描く「サマリア」(2ページ目)

鬼才キム・キドク監督が放つ新作映画「サマリア」。驚愕のストーリーと主人公を演じるクァク・チミンのインタビュー。

執筆者:桑畑 優香

鬼才・キム・キドクに抜擢されたヒロイン クァク・チミンインタビュー

Q この映画に出演することになった経緯を教えてください。
A 出演の話が来たときはとても悩みました。
シナリオを読んだ印象は良く、出たかったのですが、体の露出や残忍なシーンもあるため、親や友人が反対しました。
一度は断りましたが、しばらくしてから監督から再度連絡があり「ためらっているシーンは考慮する」とおっしゃったので、出演を決めました。
その三日後にはもう撮影が始まっていました。

Q キム・キドク監督はどんな方でしたか。
A 私はまだ未成年のため、監督の映画は見たことがありませんでした。
監督の映画には、「悲劇的、残忍、女性を虐待する」という先入観を持っていました。
ところが撮影現場での監督は、ちゃめっけがある、少年のような方でしたね。
冗談を言ったりして、精神年齢は私と同じくらいかも(笑)。
映画に小さな家が出てくるのですが、それは実は監督が自分の娘に作ってあげたものなんです。
木の椅子に座っていたら、そこに娘さんの名前が書いてあって、監督の温かさを感じました。

Q この映画はベルリン国際映画祭で監督賞を受賞し、10代の韓国人俳優としてはじめてレッドカーペットを踏みましたね。ご感想は?
A 映画祭では、韓国の伝統衣装を着て、顔が隠れていたため最初は皆私の年齢が分からなかったようです。
女子高生だと分かったときは、驚いて歓声があがりました。
西洋の同年代の女の子に比べると幼く見えるのか、「少女らしくて良い」「ヨーロッパの女の子だったらこんな映画は出来なかった」と言われました。

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