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鬼才キム・キドク監督が放つ新作 援助交際を描く「サマリア」

鬼才キム・キドク監督が放つ新作映画「サマリア」。驚愕のストーリーと主人公を演じるクァク・チミンのインタビュー。

執筆者:桑畑 優香

鬼才キム・キドク監督が放つ新作「サマリア」。
韓国で近年ニュースになっている「援助交際」という社会の暗い側面をテーマに、1人の少女と父親の成長を描いた作品です。
主人公のヨジンを演じたクァク・チミンは撮影当時、オーディションで選ばれた普通の高校生。初の大役にもかかわらず、センセーショナルな役に果敢に挑んだ彼女にインタビュー取材を行ないました。

韓国社会の暗部を鋭く突いた「サマリア」

映画よりも髪が伸び、大人っぽいイメージのクァク・チミン
日本で生まれた言葉、「援助交際」。その単語はそのまま韓国でも「援助交際(韓国語読みでウォンジョキョジェ)」として使われています。
日本から「輸入」された社会現象。この作品はあまり知られざる韓国での援助交際の現状に焦点を当て、少女たちに金を払う男達を鋭く批判しています。
さらに娘の本当の姿を知って苦悩する父親の姿を描きながら、親と子の心のの成長を淡々と描く秀作です。
作品はインドの伝説の娼婦の名前からとった「パスミルダ」、聖書に登場する「サマリアの女」からつけた「サマリア」、そして韓国の大衆車の名からとった「ソナタ」の三つの章で構成されています。
その名前の付け方が、すごく絶妙。映画の中にそれぞれの章の名前の深い意味が隠されています。


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