配当金が決まる仕組み
配当金は株主総会で決定されます

配当金は株主総会で決定されます



先ほど配当金は企業があげた利益の一部から受け取ることができる、とお話しました。では、もし利益が十分に得られなかったら配当金はどうなるのでしょうか。
ここで重要になってくるのが株主総会の存在です。

配当金は会社の利益を源泉として支払われるものですので、当然その企業の利益によって配当金の金額は一定のものでなくなってしまいますが、この金額を決める場が株主総会なのです。
資金を出資している株主はその企業の持ち主とも言うことができるため、企業の基本的な方針を決定する権利を持っています。

もし充分な利益が得られていないのにたくさんの配当金を支払うようなことがあれば、その会社は倒産してしまうかもしれません。倒産してしまったら当然その企業の価値や株価は0になり、株主にとっては何の利益にもならなくなってしまいます。
ですので、株主は企業の利益によって配当金の金額や、配当金そのものを支払わない(無配)という決定を行うことができるようになっています。
ただし会社法によって、委員会設置会社などは取締役会で配当を決定することが可能である、と定められています。

また、企業が得た利益から株主への配当金や税金を支払った後に残った剰余金を蓄積したもののことを「内部留保」と言います。
無配になると株主にはメリットが無いように思われますが、この内部留保が厚くなることによって企業の価値も上がるため、株主にとっても全くメリットがないというわけではないのです。
ですので、利益の大きさによっては配当を無配にし、内部留保を多くするという結論を選ぶ場合もあるようです。


次回は配当金を受け取るためにはどうしたらいいか、についてお話していきたいと思います。
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