自分の思いは自分の言葉で伝えよう
思いは伝えなきゃ伝わらない |
しつけなど積極的に参加したいお父さんがそれを上手に子どもに伝えるにはどうすればよいのでしょうか?
遠藤さん:
僕は、子どもや妻との信頼関係の上に「しつけ」や「教育」があると考えています。関係が上手くいっていれば伝え方は多種多様ですが、そうでなければ「上から目線」だけはNGだと思いますね。「父親らしく接しよう」と力が入れば子どもだって身構えてしまいますから。まずは子どもと同じ目線で、自分の言葉できちんと伝えることが大切だと思います。
パパの食育! 大切なのは「楽しむ」&「あきらめない」
ガイド:なるほど。ではそういったことを踏まえ、夏休みなど特別な時ではなく、普段の生活の中でお父さんは食育にどうやって参加するといいでしょう?
遠藤さん:
僕はどちらかというと、「食べることは楽しい!」とか、「料理って面白い!」といった基本的なことが伝わればと考えて接しています。「食育」も学ぶというよりは、楽しみながら自然と身に付いてくれればと願っています。
ガイド:
最後に遠藤さんご自身がお父さんとしてお子さんに伝えたい父親像というのはどんなものですか?
遠藤さん:
僕たち家族は水害や地震など、ここ数年で相次いで被災しています。やはり強く願うのは、「あきらめない」ということの大切さを知って欲しいということですね。勉強もスポーツも、大人になってからの恋愛や仕事にしても、実際には必ず壁があるものなので、「あきらめる前に何が出来るのか? やり残したことはないのか?」と、そういったことを考える大人になってくれればと思います。そういった存在でありたいと思うのですが、やっぱり難しいですよね。
<インタビューを終えて>
今回お話を伺ってみて、パパ子育てのエキスパート遠藤さんも、さまざまな試行錯誤の中から「父親」ということに向き合ってらしたんだなと。特に遠藤さんご自身も父親像のお手本がなかったというお話は意外でした。ですが、だからこそ多くのパパから共感を得られているんだなと感じました。お子さんに「諦めない」ことを知りながら育ってほしいという思いは、読者の皆さんにもぜひ共鳴していただきたい子育ての軸ですね。
男の子育てサイトでも同テーマの記事が掲載されています。そちらもぜひ、見てみてくさいね。
<関連リンク>
アットホーム☆ダディ
男の子育てサイト