多忙なパパは子どもとどう関わればいい?
多忙なお父さんが子どもたちと関わるにはどうしたらいい? |
ガイド:
前ページでご紹介したような多忙など、普段子どもとなかなか関わる時間がないお父さんが子どもと精神的なつながりを作るにはどうしたらいいのでしょうか?
遠藤さん:
まず一番やってはいけないのは、「多忙」を理由にすることだと思います。僕らの世代のほとんどがそうだったように、お父さんって「忙しいヒト」って存在ですよね。その空気って、どんなに気をつけていても子どもには自然と伝わっちゃうものなので仕方ないとは思うのですが、まずはそれを言い訳にしない姿勢というのが大切ではないでしょうか。
パパと子どものコミュニケーションにはママも配慮を!
ガイド:なるほど、「多忙」を言い訳にしないということですね。ただ単身赴任など物理的に離れてしまうケースもありますよね。そういった場合はどんなコミュニケーション方法が父子関係という面からはおすすめでしょうか?
遠藤さん:
確かに「単身赴任、長期出張など物理的に……」という相談は多いのですが、詳しく聞いてみると親子関係以前に夫婦関係で躓いている方が非常に多いです。つまり、本来であれば単身赴任など父子の物理的な空白は、電話などでの言葉がけに「+ママの配慮」があって初めてカバーできるものですが、それが上手にできていないケースがほとんどです。
これでは子ども心に空白ができてしまうのは無理もありませんし、それが原因で父子の間に他人行儀な緊張感が生まれてしまうのでしょう。パパが単身赴任中の育児では、「ママが意図的にパパの話題を増やす」といった配慮がとても大切なのですが、その配慮を引き出す夫婦間のコミュニケーションについても、やはりメンテナンスが必要ではないでしょうか。