基本になる信頼関係の上に食育がある
厳しいしつけは基本的な信頼関係があってこそ |
基本となるこれらの関係があまり出来ていない場合、残念ながらそのお父さんは子どもにとってはお客さんです。ですから、「子どものために良かれと思ってしたこと」が白けた気分になったり、反発したり、場合によっては日常生活に土足で踏み込んできた侵略者のイメージでインプットされてしまう可能性があります。これではせっかくの食育も仇となってしまいますよね。ちなみにこれは子どもを叱る場合も同じです。
「えっ、家族間で信頼関係がないなんて、そんなことあるはずないでしょ?」
そんな声も聞こえてきそうですが、こう考えてみると答えは明白です。それは親子は血縁だけで成り立つ関係ではなく、交流するなかで出来上がる人間関係でもあるということ。だからこそ、血がつながっていなくても、親子の関係というのが成り立つわけですよね。
お父さんの教えが子どもにとって良いものとなり、さらには自分が親になった際の理想の父親像となるように、この機会に一度、子どもとの関係性に着目してみてください。
「男の子育て」ガイド遠藤さんに聞く、ヒントは日々の食卓
人気の育児サイト「アットホーム☆ダディ」の主宰者にして、2児のパパ →All About「男の子育て」 |
「もともとは子煩悩キャラでもなく、周りにお手本となる父親像がなかったものの、日々の『食事』『食卓』『食育』といった入り口から子育てに入っていくことができた」と語る遠藤さんに、家庭での父親の存在と食育について詳しくお話を伺いました。