食育基本法も3年目に突入
いつもやさしく、そしてわかりやすい説明でいろんな食べ物の説明をしてくださる服部先生。先生の食育の本も理解しやすくガイドもいつも参考にしています |
「オリーブオイルは他のオイルと違い、生の果実から搾られた新鮮なジュース。加熱や化学処理が施されていないので、天然成分の損なわれていないし、酸化も防げているのよ。EXバージンオリーブオイルは収穫してから24時間以内に搾られるから、ものすごく新鮮なオイルなのでとても体にいいの」
とのこと。オリーブオイルというのは添加物のないオイル。血液をきれいにする働きもあるといわれていて、心筋梗塞や心臓病、ガンの予防でも注目されています。実際にオリーブオイルを多く摂取している国では他の先進国と比べて心臓病の発生が少ないというデータもあり、小児生活習慣病対策としてもぜひ取り入れたい食材です。
赤ちゃんのミルクにもオリーブオイル
オリーブオイルには、なんと母乳と同じ成分が含まれているそうです。粉ミルクで授乳をしている場合は、そこに2~3滴オリーブオイルを混ぜることで母乳にとても近くなるとのこと。よく振ってミルクとオイルを乳化させることがポイントです。最後に服部先生に子育てのアドバイスをいただきました。
「子どもには3歳まで愛されているということをしっかりと伝えるため、とにかく抱きしめて、抱きしめて育ててあげてください。そして、3歳から8歳くらいまでは、『これは悪いことをした』という場合に限り、お尻と手の平と甲だけに限って叩き、悪いことをしてはいけないということをちゃんと躾けてあげて。この2つをしっかりと行い、9歳以降は子どもには『個』というものが出てくるので、その『個』を大事にして、見守ってあげてください」