なっちゃんの笑顔は、3世代家族の団欒から
なっちゃんの愛称で親しまれる小島奈津子さん。この笑顔はぜひとも見習いたいところ |
小島さんは3世代同居という環境で成長。おばあさまに持病があったため、「それぞれにあった食事を」ということで台所に立っている時間が比較的長いお母さまだったそうです。小さい頃はお皿洗いのお手伝いが多く、そのような環境に育ったこともあって、料理を作ることに小さいころから興味津々。
小島家では週に1回、日曜日の夜だけはみんなで揃って食卓を囲むという習慣が。この日はお鍋だったり、すき焼きだったり、大勢だからこそ出来るメニューが多く登場し、みんなでワイワイガヤガヤ、おしゃべりをしながら食べるのが凄く楽しかったとのこと。この「みんなで一緒に食べることの楽しさ」を経験したことが、いま思うとすごくよかった……。わが子にもしてあげたいと語ります。個食が問題となっている今、みんなでワイワイ食べる食事の大事さというのを改めて感じるお話。みなさんのご家庭でも、意識してみんなで食べる食事時間という習慣を持ってみてはいかがでしょう?
行き着いたのは乾物
今でも作った料理を写真にしてスクラップしている小島さんの料理本。ガイドも作ってみたいレシピが満載。出版社:地球丸 税込:1,365円 |
胎児にとって、お母さんの食生活はダイレクトに影響するもの。小島さんも初めての妊娠でいろいろと勉強し、行き着いたのが乾物とか。乾物は買い置き・作り置きができ、ミネラルをはじめ干すことによって栄養が増えている優秀な食材。比較的ローカロリーで、食物繊維を多く含んだ食材が多いことも特徴です。この乾物活用生活は妊娠中、出産後、そして現在もずっと続いているとのこと。(そのお陰か?)産後特別なダイエットをしなくてもすんなりと体型が元に戻ったと語ってくれました。
また、乾物の作り置きがしやすい点は、働くお母さんが安心して子どもをあずけられるツールにもなると小島さんは語ります。あずけられた人も、食べさせるものがその子自身の母が作ったという安心感で相互にいいベビーシッティングになるのだとか。お弁当のおかずにも便利で、食生活の中に取り入れてみるのもいいかもしれません。
小島さんからのメッセージ
小島さんにAll About読者のみなさんへメッセージをいただきました。「子育てにおいて悩むのはみんな一緒。私は、あまり神経質になりすぎることなく、頑張りすぎることなく育児に臨むように心がけています。あとは生活の中で得ることができる、さまざまな知恵を活用したいですね」
小島さん自身としては今後、お子さんに多くの味覚を与える食育をしてあげたいそうです。あとは自身の母がそうだったように、背中を見せ、さまざまなことををお子さんに伝えられたら……ということでした。