マタニティマークは不安定な妊娠初期のお守り
ひと目見てわかるようにと、「健やか親子21」推進検討会で定められたマタニティマーク |
妊娠の初期はつわりになりやすい時期でもあります。つわりがひどくなると何十日間も何も食べれられないことや、一日に何十回と吐くこともあり、ひどくなると妊娠悪阻と診断され入院をしなければならない場合や、栄養を取れないプレママの命が危険になり赤ちゃんをあきらめなければならない場合も。また、切迫流産の診断を受け、何十日間も安静にしなければならないことも。妊娠初期は、命がけで乗り切る期間になることが度々あります。そんなデリケートな時期ですが、外見からでは妊娠していることがわからないため、周囲から理解をされないことが多くあります。
このように不安定な妊娠初期の女性が、一見してそれとわかるようにと用意されているのが、マタニティマーク。このマークには、マークをつけている女性とお腹の中の赤ちゃんを社会で守ることができるようにという願いが込められています。たとえば、マタニティマークをつけている妊娠初期の女性に対して、電車・バスといった公共交通機関などでは配慮を呼びかけています。突然の大量出血や嘔吐などいつ何が起きるかわからない妊娠初期、外出先で突然倒れても、周囲の人がマークを見れば妊娠中であることがすぐにわかります。