デスクトップオーガナイザー「blocks」
hum「blocks」各8,820円(税込) 写真の3段のモデルの他、2段のタイプ(7,140円)もある |
アクリルとMDF(中密度繊維板)を使って、透明部分と目隠し部分を組み合わせてスタッキング出来るデスクトップオーガナイザーです。ある意味、 文房具メーカーと家具を得意とするメーカーのコラボレーションとして、とても分かりやすい製品でしょう。基本的な構造は、深目のボックス、中くらいのボックス、トレイの三つを自由にスタッキング出来る小物入れで、アクリルの透明部分とNDFの不透明部分の場所の違いで、製品ラインアップは二つになっています。
積み上げても並べても使えるフレキシブルなデスクトップオーガナイザー |
幅230mm、奥行き74mmと、ペントレイ程度の大きさで、高さが違う三つのボックスを積み上げたり並べたり。ボックス内部も色付きのアクリル の仕切りで三分割できるなど、色の重なりも楽しめる仕様。「積み木やレゴのように、机の上で楽しみながら収納出来るモノをと考えました」と坂田さん。外から見せたいモノはアクリル部分に、隠したいモノはMDF部分にと、分けて入れられるのは、とても画期的で、しかも何故、今まで無かったんだ、と思うくらい有難い機能です。実際、机の上に常に置きたいものには、お気に入りのペンのように、常に見えるところに置きたいものと、インクのリフィルやクリップなどのような、見えるとゴチャゴチャするモノ、基本他人には見られたくないものなど、本当に様々だからです。
好きな順序で積み上げて使えるので、机や入れたいモノに合わせて自分でデザイン出来る |
意外と見逃しがちですが、異素材をスタッキングさせる製品は、滅多にありません。それは、素材が違うとピッタリとサイズを合わせるのが難しくなるからです。でも、それを可能にしたからこそ、机の上にまるで建築模型が並んだような、ちょっと懐かしくもあり新鮮でもある風景が現れます。机の上の風景は、アイディアを出すのにも、練るのにも、応用するにも、とても重要な要素。しかも、横幅が丁度A4サイズの短辺と同じなので、書類立てにも使えるし、ペンスタンドにもなるなど、サイズに対する配慮が行き届いているのも魅力。幾つも並べて置きたい気に駆られます。
ガイド納富の「こだわりチェック」
アイディアを支援するツールとしての文房具という、分かるような分からないようなコンセプトですが、それが、こうやって形になっていると、なるほど、そう言うモノは確かに欲しかったかも、と思える、humは、そんな想像力の先を実現したブランドになっていると思いました。立ち上げ時点で、これだけのアイテムを、きちんとコンセプトに沿って作り上げて、そのどれもが、ちゃんと「持って帰って使いたい」と思わせてくれます。この、生活や仕事の中で使いたいと思わせる感じが、家具を主に作って来たgrafさんの参加の効果なのかも知れません。
中でも、実際に持ち歩いて使うと、その威力が分かる「pocket note」や、今まで無かった持ち歩くホワイトボードセット「orator」、机の上を整理すると同時に新しい景色を見せてくれる「blocks」などは、今後、当たり前のモノとして、一つのジャンルを作るのでは、というくらいエポックメイキングな製品だと思うのです。これが最高かどうかはともかく、これが始まりである事は間違いないのではと、感じるのです。まだ、始まったばかりのシリーズで、それほどじっくり使ったわけではないのですが、こういう道具を思い付いて製品化してくれた、というのが、ガイド納富としては、本当に嬉しいのです。文房具のシリーズに、モビールとロッキングチェアがあって、それが意外にビジネスに役立つなんて、考えるだけでもワクワクするのです。
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