セキュリティ管理と薄マチ鞄の不思議な因果関係

filofax「conference folder DOMINO」
把手付き:14,175円(税込) 把手無し:10,290円

最近、いくつかの人気カバンブランドに取材に行ったのですが、どこのメーカーも口を揃えて言うのが、ビジネスマンに薄マチのカバンが売れているという話。元々、マチが薄いブリーフケースは、見た目もスマートだし、必要最小限の荷物で出掛けたい人に人気は高かったのです。その上、会社では情報漏洩対策として、ノートパソコンの持ち歩きをや書類の持ち出しを禁止するといったセキュリティ強化の影響もあって、大きなカバンが不要になってきたと言うのです。

そんな薄マチカバンの人気と同じく、書類のみを入れるような、いわゆるクラッチバッグやポートフォリオのようなケースも見直されてきています。重要書類や筆記用具だけを入れて、それを大きめのカバンに突っ込む、バッグインバッグのような使い方に便利だとか、それだけ持って会議や打ち合せに行けるスマートさが良いとか、理由は様々ですが、確かに、書類ケースに情報オーガナイザーの機能をプラスしたポートフォリオやクラッチバッグは、あるととても柔軟に使えるカバンだと思います。

今回紹介する、ファイロファックスの「DOMINO」は、そんな薄マチカバンや書類ケース的な製品の中でも、かなり使い勝手が良くて価格的にもリーズナブルな製品だと思うのです。

必要書類とノートと筆記具と、あと少しを機能的に持ち運ぶ

把手付きの内装。ポケットスリットが8つ、大きなポケットが1つ、ペン差し、ネームタグが用意されている

この「DOMINO」は、システム手帳でお馴染のfilofaxの製品だけあって、見た目はカバン風ですが、実際は、ノートパッドにカバン的な機能を持たせたもの、というのが正解なのでしょう。内部もカードポケットとペン差しとノートが中心。マチが薄いので、デジカメも機種によっては入らないのですが、情報を書く、閲覧する、持ち運ぶ、という使い方にはちょうど良い感じです。

把手無しの内装。ポケットスリットが6つ、大きなポケットが1つ、ペン差し、ネームタグが用意されている

製品は、把手付きのモノと、把手無しのモノの二種類があり、どちらのタイプも色は赤と黒の二種類。また、一見革のようにも見える外装はポリウレタン製。そのため牛革に比べ軽くて持ち歩きやすく、価格も抑えられています。また耐久性にも優れた素材なので、ハードに使っても安心なのが、このような書類などを持ち歩く情報ツールとして嬉しいところです。

把手付きタイプは、外側に薄い冊子が入る程度のあおりポケットがある

把手付きタイプと把手無しタイプの違いは、まずポケットの向き。これはカバンのように使う把手付きの場合、ファスナーを全開しなくても内容物を取り出せるようにということと、把手無しの場合、ファスナーがうっかり開いた時でも内容物が飛び出さないようにという、それぞれの使い勝手に合わせた配慮。同様の理由で、把手付きはファスナーが二個付いた両開き仕様、把手無しはファスナー1個の仕様になっています。他はマチの厚み、内容量のサイズ共に同じです。外装は、把手付きには両側にあおりポケットのように使えるポケットが付いています。

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