男のこだわりグッズ/グッズ関連情報

革三点「ロディア・スリッパ・iPodケース」(3ページ目)

革小物の名品が揃ったので、まとめてご紹介します。cuproductのロディアを家で使うためのメモケースと革のスリッパ、そしてバード電子の革の質感が抜群に良いiPod nano用のケース。革の魅力を堪能できます。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド


「FlipPad for iPod nano」はiPodケースの完成形

バード電子
「FlipPad for iPod nano "Vacchetta"」

8,980円(税込)

rethinkの「FlipPad for iPod nano」は、革のiPodケースとして、一つの頂点にあるケースです。はりあわせの技法による、柔らかくて扱いやすい革の質感といい、必要最小限の革で見事にiPod nanoを包み込み、しかもヘッドフォンを巻き取るリールまで付いていること。そのリールも革であり、デザインの一部になっていることなどなど、その完成度は文句の付けようの無いものです。重さもわずか14g。

ガイド納富は、実際に毎日のように、このケースに入れたiPod nanoを持ち歩いているのですが、革のケースでありながら、胸のポケットに入れても全く邪魔にならないことや、革が薄くクリックホイールの周囲を上手くガイドしてくれることによる操作のしやすさ、周囲に枠がなくディスプレイがすっきり見やすいことなど、細部まで配慮が行き届いていて、使えば使うほど、その凄さを実感します。

革小物を持つ楽しみを思いっきり味あわせてくれるバケッタレザー

ケースというよりもむしろiPod用のジャケット

一方、イタリアの伝統的な素材であるバケッタレザーは、何とも味わい深い風合いで、最近ガイド納富が最も気に入っている革素材です。愛用のiPod photoを買い替えないのは、最新のiPodは今使っているお気に入りのバケッタレザーケースに入らないから、というくらい、この素材が気に入っています。何より、使って二ヶ月もすれば、とても良いツヤが出てきて、どんどん手に馴染んでいくのです。その育ちの早さが、バケットレザーの最大の魅力化も知れません。

独自の植物エキスによる鞣し工程が、この革の秘密らしいのですが、それは、何世紀も昔からトスカーナの革鞣し職人たちが守り続けた伝統なのだそうです。柔らかいけれど傷がつきにくく、本当にどんどん味が出てくるのです。だから、ずっと、バケッタレザーのiPod nanoケースを待っていたのです。毎日持ち歩くiPod nanoだから、バケッタレザーのケースに入れたら、本当にあっという間に良い感じに育つでしょう。それを本当に楽しみにしていたのです。そして、ついに実現したのが、rethinkとバード電子のコラボレーションによる「FlipPad for iPod nano "Vacchetta"」です。

ヘッドフォン用リールはiPodケースの必需品

ヘッドフォンケーブルが巻き取れるから使いやすい

写真の「FlipPad for iPod nano "Vacchetta"」は、もう2ヶ月くらい使っている物です。なので、随分色合いが濃くなって、ツヤが出てきています。しかし、このケースの魅力は、そんな素材の魅力だけではありません。

背面についたヘッドフォンリールは、留め具と革の構成を上手く使ったもの。ここにケーブルを巻き付けておくと、カバンに入れてもケーブルが縺れません。ガイド納富は普段胸ポケットや内ポケットにこのケースに入れたnanoをしのばせているのですが、人と会う時や取材時は、ケーブルをリールに巻き取ってカバンの中に放り投げておきます。仕事が終わったら、またnanoを聞くのですが、その時の出し入れのしやすさは、このヘッドフォンケーブルを巻き付けるリールのおかげです。

機能とデザインと素材の魅力を同時に持つiPodケースは、この「FlipPad for iPod nano」のシリーズ(他にヌメ革バージョンもあって、それも捨て難い魅力があるのです)以外には知りません。ただ、手作りの品でバケッタレザーにも限りがあるので、革がなくなるまでの限定販売です。品質からすれば価格も相当安いのです。手に入るうちに買っておくことをオススメします。そういえば、バード電子では、古いiPodに対応するケースの在庫を割引で販売しているので、そちらも要チェックですね。


ガイド納富の「こだわりチェック」

今回は、革小物を三点紹介するという、いつもとはちょっと違ったパターンになりました。その三点、ロディアのデスクトップケースと、革製のスリッパを作った齋藤さんにせよ、FlipPad for iPod nano "Vacchetta"を作ったrethinkの守川さんにせよ、革という素材を、何て自由に操るのだろうと思うのです。今回紹介したグッズは、どれも、「革」という素材でどうかしよう、というより、実現したい事に合うから革を使おう、という感じで生まれたような気がします。

そんな作り手のこだわりが感じられるから、使う私たちも、愛情を持って長く使う事が出来ます。革小物を使うというのは、多分、そういうことだと思うのです。そして、使う時はそういうことを意識せず、そこにあるのが当たり前のように生活の中に溶け込むような、便利さと軽さも併せ持っているから、ガイド納富は、この三点の革小物がとても好きです。そういう質実剛健というか、使える道具であるという感触も、革の手触りと同じように重要だと思うのです。


<関連リンク>

・cyproductの「ロディアのデスクトップケース」「革製のスリッパ」はスタイルストアでどうぞ

cyproductのペンケースを紹介しています。
cyproductのメガネケースを紹介しています。

・cyproductの本革マウスパットはスタイルストアでどうぞ。
cyproductのぬめ革のペントレイはアシストオンでどうぞ。
Cyproductのヌメ革コインパースはアシストオンでどうぞ。

バード電子「FlipPad for iPod nano "Vacchetta"」はこちらで購入できます。
バード電子のアウトレットコーナーでiPodケースが安い

「FlipPad for iPod nano」を製作したrethinkはこちら

バード電子「バケッタレザーiPodケース」の紹介記事です。
「FlipPad for iPod nano」を紹介したガイド記事です。


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