掃除をするためには必要なボリュームがある
REDECKER社 |
パソコンのモニタは、液晶もCRTも性質上とてもホコリがつきやすいものです。電源のオンオフの度に帯電してしまうため、ホコリを引き寄せてしまうのです。だから、パソコン用のブラシには、電導素材を使った除電効果のあるものが多いのですが、静電気を除電したところで、また帯電してしまうので、あまり効果がありません。
だから、パソコン用のブラシとしては、徐電などの細かい機能ではなく、手に取りやすくて、数回のブラッシングでさっとホコリを払えるものが良いのです。ところが探してみると、何故かパソコン用のブラシは、小さなものが多く、ちまちまと使いにくいのです。モニタは大画面化しているというのに。
そして見つけたのが、ドイツはREDECKER社のパソコン用ブラシです。何より、そのしっかりと存在感がある持ち手と、ふさふさとした白い豚毛のボリュームが頼もしかったのです。これは「掃除」が出来るブラシだと思ったのです。そう、パソコンのモニタのホコリを払うのは、「掃除」なのです。だから、ちゃんと「掃除」出来るブラシが欲しかったのです。
しっかりとしたブラッシングの気持ちよさ
ふさふさとした豚毛のブラシはホコリがよく落ちる |
REDECKER社のパソコン用ブラシは、予想通り、使って見ると、もう誰にでも分かる心地よさでした。上質の豚毛の柔らかさによるものか、毛を植える技術によるものか、このブラシでモニタを数回払うだけで、モニタに付いていたホコリは、サっとなくなります。ブラシ部分が大きいため、19インチ程度のモニタなら本当に三~四回払うだけでOKなのです。
その素早さと使いやすさは、「モニタのホコリを払う」という作業への認識を変えてしまうほどでした。ブラシの良し悪しを決めるのは、毛の質だと良く言われますが、それ以前に、掃除する対象に合わせたサイズが使いやすさを決めることがよく分かりました。とにかく、簡単に掃除が行えるのですから。
モニタを傷つけないので安心して使える |
柔らかい豚毛はモニタを傷付ける心配が全く必要ありません。毛先がいちいち丸くて、弾力はありつつ、あくまでもフンワリして、触り心地も抜群。だから、思いっきり使う事が出来て、それが「簡単」に繋がっていきます。どういう仕組みなのかは分からないのですが、徐電機能を持つブラシや、静電気でホコリを付着させるブラシなどと比べても、引けを取らないどころか、ホコリがよく落ちて再付着もしにくいのです。
キーボードの掃除に求められるもの
しなやかな羊毛で隙間のホコリを掃き取る |
ブラシの反対側には、茶色く弾力性の高い山羊の毛が植えられています。こちらはキーボードの隙間掃除用。細く一列に並んだ山羊の毛は、確かにキーボードの隙間を掃き取るのにちょうど良いのですが、実際に使って見ると、これだけではキーボードがあまりキレイになりません。ガイド納富のお勧めの使い方は、まずキーボード全体も、豚毛サイドでサッと掃いてから、キーの隙間を山羊毛の方で掃くという方法。
キーボードの隙間は豚毛で掃いた後で丁寧に |
細い山羊の毛の方は、あくまでもキーボードの隙間用であって、キーボード用ではないということですね。それでも、豚毛で全体を掃いてから細部を山羊毛で掃き出して、さらに仕上げに豚毛でざっと掃くだけで、キーボードもかなりキレイになります。そして、それぞれの作業はブラシが大きめのせいもあって、とても短時間で終わります。この「短時間で終わる」というのが、このブラシの大きなアドバンテージなのです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
このブラシは、1936年にドイツで生まれた老舗メーカーのもの。天然素材を使った生活用品を主に製作しているそうです。例えば、このブラシもそうですが、道具には、用途に応じた形があり大きさがあり、それを具体的にデザインすることで、使いやすさが生まれるという実例を見せてくれるメーカーだと思うのです。
パソコンのモニタを掃除するなら、このブラシくらいの大きさと、このくらいの毛の量は必要だという前提から形が生まれます。だから、このブラシの形は自然で「わざわざデザインした形跡」が見えません。目に付くのは、驚くほど大量に植えられた真っ白な豚毛のブラシ部分です。「ああ、ブラシだな」というデザインで、だからこそブラシとして使いやすいので、当たり前のように生活の一部になってしまいます。そうして気がつくと、ガイド納富のパソコンの横には、当たり前のようにブラシがあって、当たり前のようにホコリを払っているのです。
<関連リンク>
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